mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

レンショウと言う字は連なる勝ちと書くのね





7月28日 明治神宮野球場


ベイスターズ 5−4 スワローズ


勝 山﨑康晃 1勝6敗20S

負 清水昇  1勝3敗0S

S 森原康平 2勝0敗2S


本塁打 

宮﨑敏郎15号(3回表2ラン)

古賀優大1号(2回裏ソロ)、青木宣親3号(6回裏3ラン)



先発の東克樹は暑い中スワローズの各打者に粘られ、球数が嵩んで消耗戦を強いられた。


初回は二死一、二塁のピンチを作るもオスナのサードゴロで切り抜けたが、2回裏二死走者なしから古賀選手にプロ入り初本塁打を喫して0-1とリードを許した。


しかし、3回表、関根大気のセンターへのヒットに続いて3番宮﨑敏郎がスワローズ先発サイスニードの立ち上がりまだ不安定なところを狙い、甘く入ったボールをレフトスタンドに叩き込む逆転ツーランホームラン。すぐに2-1と逆転に成功した。



ベイスターズは続く4回表にも二死二塁から桑原将志がレフト線を破るタイムリーツーベースを放って3-1とリードを広げた。



しかし、消耗戦の中で東は徐々に体力と気力を失いつつあったようで、6回裏一死から長岡選手にセカンド後方のポテンヒットを打たれると8番古賀選手をあっさりと歩かせてしまう。


それまでにも何度かあったピンチを切り抜けることでやや精神的な疲れがあったか。


そして、サイスニード投手の代打で打席に入った青木宣親選手に真ん中に入るストレートをライトスタンド上段まで運ばれる逆転スリーランを浴びた。


明らかな失投だったが、先日の頭部へのデッドボールの直後にこういう打撃を見せることができるのは気持ちの強さと技術の証だろう。


膝に手を突きガックリとうなだれている東の姿が見ていられなかった。


これで東は降板し、入江がその後ツーベースを打たれつつも何とか追加点は与えなかった。


そして、7回裏には配置転換した山﨑康晃がヤクルトの5番、6番、7番を三者凡退で退けて攻撃に繋がるリズムを作ったことは特記しておきたい。


直後の8回表、マウンドにはスワローズ不動のセットアッパー清水昇投手が上ったが、宮﨑俊郎に対してフォークボールを連投し、やや元気がないような仕草に見えた。


結局3-1からフォアボールで歩かせ、横浜ベンチは代走に知野直人を送る。


そして、続く牧秀悟が1-2と追い込まれた4球目を振り抜き、左中間を破るタイムリーツーベースヒット。知野がよく走って生還し、4-4の同点に追いついた。


その後、佐野、楠本と倒れて二死三塁となったところで、ベンチは山本祐大に代わって大和を打席に送る。


大和は清水投手の全球種をファウルで粘り、10球目、とうとうレフト戦ギリギリに入るツーベースで牧が生還し、5−4と再度逆転に成功した。



この打席は見応えがあった。


あまり見ない清水投手のカーブも何とかバットに当ててファウルにし、打てるボールをじっくりと待つ。


そのメンタルと技術に、大和選手がプロ野球選手として過ごした18年間に積み重ねて来たものが集約されていたと思う。


良いものを見た。


その後は、8回裏をウェンデルケン、9回裏を森原康平という新勝利の方程式でそれぞれ四球を一つずつ出しながらも無失点で切り抜けそのまま勝利。


森原康平は緊張するマウンド上でもニコニコしながら投げていたが、あれはやはりメンタルコーチのアドバイスなのだろうか?


チームの諦めない姿勢で二度逆転に成功し、勝ちパターンのリリーフ陣の踏ん張りと堅い守備で守り切った勝ちは価値ある勝ちだった。なんつってね



代打からライトの守備に入った楠本泰史はあまり守備が上手いというイメージはなかったが、今日は、斜め後方の大きな飛球をキャッチしたり、9回裏先頭の塩見選手のライト前ヒットになってもおかしくない当たりをダッシュしてスライディングキャッチするなど、投手を助けるナイスプレーが続いた。


昨日のドラゴンズ戦に続いて連勝。


続けて勝つのは随分久しぶりな気がしたが、調べてみると7月6日のヤクルト戦と7日のジャイアンツ戦以来実に3週間ぶりとなる。


連勝という漢字も忘れてしまっていた。


まあ良い。


今日の勝ち方はチームの勢いが出るヤツだったと思う。


遠慮せずに明日も勝ちに行こう。


頑張れ大貫。負けんなよ!