mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

オープン戦2試合目 悲喜こもごもの巨人戦



2月27日 対ジャイアンツ 沖縄セルラースタジアム那覇 1-1 引き分け


今日のジャイアンツとのオープン戦で沖縄での全日程は終了。
チームはこの後ちょうど1ヶ月ぶりに横浜に帰って来ることになる。


勝って気持ち良く帰途につきたいところだったが、いくつか収穫があった反面、心配事も抱えることになった。



ベイスターズ


1. 桑原(CF)
2. 森(SS)
3. 神里(LF)
4. 牧(2B)
5. 宮﨑(3B)
6. 大田(RF )
7. 知野(1B)
8. 山本(C)
9. 大和(DH)
ピッチャー 大貫(3回)→ロメロ(2回)→エスコバー(1回)→入江(1回)→伊勢(1回)→田中健(1回)


ジャイアンツ


1. 松原(LF)
2. 吉川(2B)
3. 丸(CF)
4. 岡本(3B)
5. ウィーラー(DH)
6. 中田(1B )
7. 大城(C)
8. 岡田(RF)
9. 中山(SS)
ピッチャー 赤星(3回)→デラロサ(1回)→高梨(1回)→直江(2回)→大江(0.2回)→鍬原(1回)→畠(1回)



4回裏 ジャイアンツ


先頭の丸から、岡本、ウィーラーとクリーンアップが代わったばかりのロメロから3連打で無死満塁とした。


続く中田翔はセンターへの大飛球。本人はホームランを確信したかのような歩き方だったが、フェンスの手前でセンター桑原が捕球して満塁弾とはならなかった。それでも犠牲フライには十分でジャイアンツ先制。0-1とリードを許した。


その後も一死一、三塁のピンチだったが、ここはロメロが大城を三振、岡田をつまったセカンドゴロにうちとり何とか最少失点でおさめた。


ロメロは次の回は知野のエラーによる出塁があったもののしっかりと抑えた。
コントロール、ボールの力ともに昨年後半の良い時と比べるとまだまだだが、昨年はこの時期まだ来日すらできていなかったので、これから徐々に上げて行ってもらえば良いと思う。


6回表 ベイスターズ


先頭の森敬斗が直江からレフト前にヒット。
昨日からデジャブのようにしっかりと振って逆方向に弾き返し、レフト前あるいは三遊間を抜けるヒットという光景を4回ほど見ている。


石井琢朗道場での特訓の成果で、バッティングの一つの形がしっかり見えてきている。


続くバッターは神里に代わってレフトに入った楠本。
直江の初球を思い切り良く引っ張ってライト右にツーベース。これで無死二、三塁。


しかし、好事魔多しとはよく言ったもので、一塁から一気にホームを狙って快足を飛ばしていた森が三塁直前で左足をひねりオーバーランしたところで転倒。何とか帰塁したものの、その後は自力では歩けず、両肩を支えられてベンチに戻った。


続く牧はチャンスに強い彼にしては珍しくピッチャーゴロでランナーを帰せず、次の柴田は四球を選んで一死満塁となった。


そして、細川がセンターに犠牲フライを放って1-1の同点とした。
最低限の仕事という言葉もあるが、バッテリーも警戒しているところでしっかりと外野フライを打てたことは良かったと思う。


その後は両チームとも得点を奪うことができず、1-1のまま引き分け。


ベイスターズはヒット8本を放ったが、盗塁死が続いてチャンスをつぶすことなどもあり、得点効率が高いとは言えなかった。森と知野のエラー、記録にはつかなかったが牧のミスなどもあり、守備についてはもう一度引き締める必要があるだろう。


まあ良い。オープン戦で色々と試すこと、そして失敗をしておくのは重要だ。




今日の大貫投手は先日の登板よりずいぶん良くなっていた。
内角の厳しいコースに140キロ台後半の力のあるストレートが投げ込めていたし、キレのある変化球で空振りもとれていた。


三浦監督に教わった「番長カットボール」も試して、真横に曲がったので良い感触だったと満足げなコメントを残していた。


オープン戦はまだ2試合目だが、これまでに投げた投手の中では一番安定していたと思う。自身はじめての開幕投手の可能性もあるのではないか。



昨年ドラフト1位で入団して開幕一軍を勝ち取ったものの、結局、未勝利のまま故障から肘のクリーニング手術を受けた入江投手は、今年初めて対外試合で登板した。


今回のキャンプでは、コロナ陽性となった京山投手に代わって1軍のキャンプに参加し、そこで、小谷正勝コーチングアドバイザーの指導を受けるなど良い準備が出来ている。


昨シーズン同じく悔しい思いをしたソト選手が昨日2打席連続ホームランを打ったように、2人で横浜反撃というチームスローガンの象徴的な存在として大活躍して欲しい。


今日の入江投手はストレートの最速が153km/hを記録するなど力のあるボールを投げていた。ツーシームも投げていたが、これは昨シーズンは投げていなかったように思うので、今オフに新たに習得したものではないか?


以前、三浦監督も取材陣に言っていたが、入江投手の場合は、まだ先発と救援の両方の可能性を持っていると思う。今日の結果を見て首脳陣がどのような判断を下したのだろうか。


東、石田、大貫、ロメロ、濱口、阪口、京山といった先発投手陣が順調で、今永投手の故障が軽症であれば、まずはリリーフから実績を積み上げると言う選択もあると思う。


伊勢大夢は内野安打を一本許したものの安心して見ていられた。
彼の年齢と空振りの取れるストレートを見ていると、やはり、いずれは勝ちパターンの8回か9回を任せてみたいと思わせるものがある。




森選手は、トップスピードのところで足首をひねってしまったので、かなり痛そうに見えた。重度の捻挫あるいは骨折などの可能性もあるのではないかと危ぶんだが、試合後には杖もつかずに自力で歩いて球場を後にする動画がSNSにのせられていたので、骨折ではなく、捻挫としても比較的軽いものなのではないかと思う(思いたい)。


石井琢朗コーチのマンツーマンの指導の成果が目に見えて出始めてきたここ数試合。
怪我というのは不思議とこう言う時に出るような気がする。


試合後の三浦監督の談話によれば、明日、皆と一緒に横浜に戻り、そこで足首の状態について検査を受けるそうだ。軽症であることを心から祈っている。そして、呉々も焦って早く復帰しようとしないように。怪我を押して練習を続けることで、この若く素晴らしい才能を潰してしまうようなことは絶対に避けなくてはならない。



そして、腰に違和感のあったピープルズ投手が2軍で調整すると言う発表があった。
昨シーズンの試合中にギックリ腰で倒れ込んだことは記憶に新しいので、重症化する前にしっかり治した方が良い。


ところで、左前腕部の炎症で2軍調整中の今永昇太は大丈夫なのだろうか?
と思っていたら、数日前に育成契約のディアス投手に日本語を教えて、スーパーピッチャーの今永さんと言わせている動画がSNSでアップされていた。この画像だけでは怪我の状況はわからないが、少なくとも意気軒昂なようでまずは良かった。




最後に朗報を一つ。
青山コーチによると、右腹斜筋の肉離れで2軍調整中の佐野選手が開幕には間に合いそうだとのこと。詳細は未だ不明だが、本当であれば大変心強い。