mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

今日の試合そして東の言葉がチームを変えることを願う

その後の濱マイク





平塚では今日もまたベイスターズ2軍がジャイアンツに10-3と大勝した。


これで12勝2敗2分けとなり、2位ジャイアンツに5.5ゲーム差をつけて中地区の首位を独走している(2位以下は全て負け越し)。


贔屓チームのファームの選手たちの活躍を見て羨ましいと感じるのも奇妙なものだが、それほど1軍の方には良い波が来ない。


いや、良い波とか流れとか言うフワッとした表現で誤魔化すのは良くない。


チームとして勝つ形ができていない、と言うべきだろう。


加えて、デュプランティエ投手に続きビシエド選手と梶原選手がインフルエンザに罹患し、コックス選手は上半身のコンディション不良で早期復帰は難しいとのこと。


さらに、今日の試合前練習の間に筒香嘉智も体調不良を訴え急遽ベンチ外となった。


うーん、何だか良い話をここしばらく聞かないなあ。


まあ、いいか。


考えたところで、今いるメンバーでやって行くしかないと言う当たり前の結論しか出てこないに決まっているのだ。


この制約の中で、相川亮二監督と彼の参謀たちは色々と考え、次のような手を打った。


(その1) NPBの投手に慣れてきたクーパー・ヒュンメルの打順を2番に上げ、牧秀悟とのつながりを良くする


(その2) 筒香嘉智の代わりにドラフト3位の新人宮下朝陽をサードとして起用する


(その3) 調子の上がらない蝦名達夫に代わって三森大貴をセンターに入れる


(その4) 先発の東克樹投手の打順を8番にして、9番に三森選手を置くことで牧秀悟の前に走者を出す確率を高める


(その5) こちらも調子の上がらない林琢真と石上泰輝に代わって京田陽太をショートでスタメン起用する


これらの策が功を奏したのはカープに1点先制を許した直後の3回裏の攻撃だった。


牧、ヒュンメルの連打で二死一、二塁としたところで4番佐野恵太がインコースの難しいボールをレフト線ギリギリに入る2点タイムリーツーベースヒット。



こうした場面では引っ張る印象の強い佐野選手の技巧的な一打で一挙に試合をひっくり返した。


さらに、続く山本祐大が高めの甘いボールをライト前に運んでニ走の佐野選手が生還。


そして続く新人の宮下選手もしぶとく三遊間をゴロで抜くプロ初のヒットでつないだ。



次打者は今季初のスタメンショートだった京田陽太だったが、彼もセンター前に弾き返して1点追加。


この回だけボールが真ん中付近に集まったカープ先発のターノック投手を捉え、打者一巡の猛攻で一挙に4得点。


ここで名前の挙がらなかった三森大貴もマルチヒットで存在感を示し、下位打線から牧秀悟へのつながりに期待感を持たせてくれる内容だった。


試合後、相川監督は「今日は先発がバッティングも良い東克樹だったこともあり投手を8番に入れたが、これからも続けるかは分からない」と言うやや含みのあるコメントを残した。


私は、以前から、牧秀悟を1番で起用するのであれば、投手を8番に入れて俊足の野手を9番に置く策とセットにするべきだ、と考えていたので、今日の打順は大賛成だ。


主軸は固定しながらも、それ以外のところでは今日のように選手の調子に応じた柔軟な対応をとることが出来るようになってくると、チームとしての勝ち方2026年版というものが形になってくるのではないだろうか。



一方、先発の東克樹投手は、昨日の雨天中止の影響でスライド登板となり、ナイターからデーゲームに変更された影響もあったか、生命線の制球がいつもほど精妙ではなかったように感じた。


それでも、早めに仕掛けてくるカープ打線に対して、多彩な変化球と緩急を巧みに使い的を絞らせない流石の投球だった。



悔やまれるのは、4-1とリードして迎えた7回表。


あっさりとツーアウトをとり、続くモンテロ選手もセカンド正面のゴロに打ちとったのだが、牧秀悟からファーストへのサイドスロー気味の送球がシュート回転したのかホーム寄りに大きくぶれ、佐野恵太は捕球したものの足がベースから離れてしまいセーフ。


一旦はアウトと判定されたが、リプレイ検証の結果セーフとなり、東克樹は次打者の坂倉選手と対峙することとなった。


そして、坂倉選手にカウント2-1から投じた4球目のスライダーはアウトコース狙いだったが、真ん中に入ってしまいライトスタンドまで運ばれた。


これは明らかに東投手の失投だった。


このツーランホームランで4-3と1点差まで追い上げられた。


しかし、東投手は落ち着いて後続を断ち、さらに8回表に2番手として登板したショーン・レイノルズが身長203cmから投げ下ろす156キロのストレートと曲がりの大きいカットボールそしてスプリットを駆使して三者連続三振に打ちとって試合の流れを引き寄せてくれた。


9回はクローザーに返り咲きつつある山﨑康晃が3人で締め、4-3と逃げ切りに成功。


これで通算セーブ数は235となり、名球界入りの基準となる250セーブまで残り15とした。


こうなったら、なんとか記録を達成して欲しい、と言うのはベイスターズファン共通の願いだろう。


今日もう一つ記憶に残ったのは、試合後のヒーローインタビューで、東克樹が「今日の7回にホームランを打たれたところ、ああ言うミスで隙を見せるようでは優勝はできない。チーム一丸となって引き締めて行きたい」と語っていたこと。


このコメントは、エラーをした牧秀悟に苦言を呈しているようにも見えるが、私は、今季から選手会長に就任した東投手がチームを代表して自戒の念を語ったものと理解している。


そして、彼の言う「ミス」と言うのは、牧選手の悪送球だけではなく、一旦はスリーアウトチェンジとなって緊張を解いた後、坂倉選手を1-2と追い込んでおいてからホームランボールとなる失投をした彼自身のミスも含んでいると思う。


これまで、ベイスターズではこのようなコメントを表立って言う選手はあまりいなかったが、東投手は選手会長としての責任感もあり、キャンプの頃から厳しい発言をしていると思う。


私は、今日のような「悔しい勝利」がチームを成長させるきっかけになると信じている。