mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

後半戦スタートダッシュの青写真



7月27日 オールスター第二戦 ベイスターズの試合は無し


今朝の報道によると、


”NPBの井原敦事務局長は「現時点で試合があったらチーム編成できる状況ではないが、感染拡大は収束が図れたので今後は球宴明けの試合挙行を基本として一人一人の状況を見ながら努力をしていく」と説明。巨人は、陰性判定を受けている選手中心にチーム編成を進める。”


とのことで、巨人のチーム状態が改善されれば、という条件付きなので確定ではないが、どうやら29日からの横浜スタジアムでの巨人3連戦は開催する方向で調整中ということらしい。


オールスター直前の甲子園での3連戦でスイープされ、借金3の4位に落ち込んでいるベイスターズにとっては、この3連戦を全勝して、後半戦こそスタートダッシュを決めたいところだ。


この巨人戦の後には、8月2日からの横浜での広島3連戦が控えており、今シーズン苦手としている相手だけに簡単な戦いにはならないだろう。それだけに、巨人戦でチームに勢いをつけてカープに立ち向かいたい。




先発ローテーションがほぼ確定している5投手のジャイアンツ及びカープの今シーズンの対戦成績をまとめてみた。



大貫、今永、浜口の3投手はジャイアンツとの対戦成績が良く、これと比べてカープには打ち込まれているようだ。また、石田健大投手はカープ戦の成績の方が良く、防御率はそれほどでもないが、被打率とWHIPが低い。


また、後半戦の最初は東克樹投手のコロナ陽性による離脱のため谷間ができると思うが、そこを埋める先発の候補となる二人についても同様にまとめてみた。この二人はどちらもカープ戦の方が対戦成績が良いようだ。



以上から考えると、まず、ジャイアンツ3連戦は、スタートダッシュを決めるために大貫、今永、浜口の3本柱をぶつけたくなるところだが、そうしてしまうといわゆる裏ローテの方が力不足でバランスを欠くことになってしまう。







やはり、この3人のうち誰か一人は広島戦に回ってもらった方が良さそうだ。


今永昇太は前回のカープ戦(6月24日)では5回5失点と打ち込まれているが、この時はプライベートでも大変な時期であり、少し割り引いて考えても良いように思う。また、このところ4回続けて100〜120球程度を投げてきており、少し登板間隔を開けた方が良いように思う。


一方、ロメロ投手はその次の週末(8月5日〜7日)に組まれているバンテリンドームでの中日戦を得意としているので、そこから逆算するとジャイアンツ3連戦のどこかで投げておきたいところだ。


と言うことで、後半戦最初の6試合を5勝1敗の目標でスタートダッシュするための先発ローテーションを以下のように組んでみたい。


7月29日 巨人戦 大貫晋一

7月30日 巨人戦 F.ロメロ

7月31日 巨人戦 浜口遥大


8月1日  広島戦 今永昇太

8月2日  広島戦 坂本裕哉/京山将弥

8月3日  広島戦 石田健大 







打線に関しては、前半戦の最後からあまり変える余地が無いように思う。

しかし、それだけに、タイムリーヒットがゼロで阪神投手陣に完全に抑え込まれて3連敗した嫌な印象のまま後半戦をスタートするのは避けたい。


起爆剤が一つ欲しいところだが、それは現状では一つしか無いと思う。


右肘の調子が万全ではなく、外野から内野への返球が難しいタイラー・オースティンをコロナ離脱中のソトに代わってファーストで起用することだ。


この起用法については、ここ数日の報道でも可能性が示唆されており、首脳陣の頭の中にある選択肢の一つであることは間違い無いだろう。


昨日(26日)のイースタンリーグ巨人戦で彼がファーストの守備につくかと思って期待していたのだが、結局、今月初めと同様のDHとしての出場にとどまった。


しかし、DHで守備はないもののフル出場を果たしており、バッティングと走塁については既にゴーサインが出ていると思って良いだろう。


彼にとっては久しぶりの実戦だったので、段階を踏んで、今日(27日)からファースト守備も、と言うプランは現実味がある。


仮に、29日からの一軍の試合でファーストでオースティン選手が帰ってくるとすると、スターティングラインアップは次のようになるのではないかと予想される。


1番 蝦名(RF)

2番 桑原(CF)

3番 佐野(LF)

4番 牧(2B)

5番 宮﨑(3B)

6番 オースティン(1B)

7番 大和(SS)

8番 嶺井(C )

9番 投手


先日の記事でも書いたように、宮﨑選手の得点圏打率が低く、今シーズンはむしろチャンスメイクの方が向いているようなので、ラミレス前監督がしばしば試みたように、彼を2番に据えることも可能だ(私はこちらの方が好みだ)。


この場合の打順は以下の通り。


1番 桑原(CF)

2番 宮﨑(3B)

3番 佐野(LF)

4番 牧(2B)

5番 オースティン(1B)

6番 蝦名(RF)

7番 大和(SS)

8番 嶺井(C )

9番 投手


今日のイースタンリーグ巨人戦はもうまもなく始まる。


そこで、オースティン選手が守備につくかどうかによって、ベイスターズ首脳陣が後半戦のスタートにあたってどのようなプランを持っているかを垣間見ることができるだろう。


注目して見ようではないですか。