mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

後半戦開始 本当の横浜反撃が始まることを祈る



8月1日 試合なし


ベイスターズは7月の日程を10勝7敗2分と貯金3で終えた。


月末はオールスター前の甲子園での3連戦でタイガースにスイープされ、オールスター明けの巨人3連戦は先方の都合で延期となるなど、ややモヤモヤした感じで、もう一つ二つは借金を返しておきたかったというのが本音だ。


月が変わって最初のカードは横浜スタジアムでのカープ戦。


今季最も苦手としているチームを相手にどのような戦いを見せてくれるだろうか?


そして、当面のカードのその先を見据えて、チーム力の上昇が期待できる動きもいくつか見られる。横浜反撃というスローガンを冠したグッズもかなり出回ったことだし、そろそろ本当に進撃しよう。




昨日の記事で、明日からの3連戦を含む火曜日〜木曜日の先発は、広島そしてその後2回対戦することとなる阪神との対戦成績から考えて、大貫晋一、坂本裕哉、石田健大の3人を起用すべきではないか、と書いたが、ベイスターズ首脳陣の選択は違ったようだ。


報道によると、今永、浜口、石田の3投手が広島戦で先発することが濃厚とのことで、その後、明日の予告先発は今永投手であることが発表された。水曜日と木曜日の順序が不明だが、まあ、こんなところだろうか?


8月2日 火曜日 今永昇太


8月3日 水曜日 石田健大


8月4日 木曜日 浜口遥大


昨日の記事でも書いたように、今シーズンの対戦成績だけを見れば今永投手と浜口投手はカープとタイガースには打ち込まれているが、これは相手チームとの相性というよりも自分自身の状態によるものというのが首脳陣の解釈なのだろう。そう言われればそんな気もする。


そう言えばカープは主軸に左打者が多く、対左投手の打率がやや低かったような気もする。

調べてみよう。


野間峻祥(左) .331(右投手) .279(左投手)

菊池涼介(右) .250(右投手) .267(左投手)

秋山翔吾(左) .324(右投手) .240(左投手)

坂倉将吾(左) .324(右投手) .248(左投手)

長野久義(右) .236(右投手) .160(左投手)

堂林翔太(右) .272(右投手) .173(左投手)

小園海斗(左) .252(右投手) .270(左投手)

會澤翼 (右) .182(右投手) .273(左投手)


最も警戒すべき秋山選手と坂倉選手はいずれも左の好打者だが、明かに左投手を不得手としているようだし、リードオフマンとして打線を引っ張る野間選手も左投手に対しては打率を落としている。


また、長野選手と堂林選手は勝負強い右バッターだが、彼らも右投手よりも左を苦手としているようだ。そして、唯一左投手を得意としている會澤捕手はこのところやや調子を落としているように見える。


こうして見ると、今永、石田、浜口という左3枚を広島戦に起用するというベイスターズ首脳陣の決断も根拠があるものだということがわかる。


ついでに、タイガースも見てみよう。


中野拓夢(左) .297(右投手) .255(左投手)

島田海吏(左) .273(右投手) .185(左投手)

近本光司(左) .310(右投手) .291(左投手)

佐藤輝明(左) .289(右投手) .246(左投手)

大山悠輔(右) .259(右投手) .250(左投手)

糸原健斗(左) .243(右投手) .256(左投手)

ロドリゲス(右).385(右投手) .250(左投手)

梅野隆太郎(右).212(右投手) .212(左投手)


カープ打線ほど顕著ではないものの、やはり左投手の対戦成績の方がやや悪い打者が多い。


なるほど。そう言うことだったら、今永、石田、浜口の左腕3兄弟に火曜日からのカードを任せてみよう。


まずは明日の今永昇太だ。相手は難敵の森下投手。


左投手をやや不得手としているとは言っても打率.291とヒットを放っている近本選手を抑えること、そして、中野選手の初回先頭打者としての出塁を許さないよう注意して欲しい。


ああ、それから、佐藤輝明の一髪にも気をつけてね。負けんなよ!





本人のSNSでは、home stretchと言うことでゴール前の直線にいるという認識を示していたが、タイラー・オースティンの一軍合流について、先週の段階では、三浦監督は時期はまだわからないと言っていた。


昨日の紅白戦でもノーヒットだったと言うことで、私はオースティン選手の復帰が8月中旬位になるのではないかと予想していた。


しかし、昨日の試合後の談話で三浦監督は彼の8月2日の一軍合流を明言した。


後半戦開始のタイミングで主砲オースティン選手を打線に加えると言うことが、前半戦の最後がもどかしい形で終わったチームを鼓舞する策として有効だと言うことは私も思っていたが、三浦監督にも同じような考えがあったのだろうか?



そして、コロナ陽性で離脱していたソト選手が横浜スタジアムで練習を再開したという記事も報道されている。DOCKではなく、横浜スタジアムの一軍練習に参加したと言うことは、ファームでの出場というステップを踏むのではなく、一軍に帯同して状態が上がって来れば即一軍昇格ということだろうか?


オースティン選手復帰後の打順はどうなるだろう?

最初は下位打線でというのが定石かもしれないが、スター性のある選手はそれなりの場所においてこそ光るとか言って、三浦監督はそうはしないような気がする。


こんなところだろうか?

森下投手との対戦成績については桑原選手が今季まだノーヒットで、蛯原選手は3割以上打っていることから1番は蝦名選手を起用すると予想したが、桑原選手は7番ではなく、もう一つの俊足選手枠である8番に持ってくる可能性もあると思う。


1番 蝦名(RF)

2番 佐野(LF)

3番 オースティン(1B)

4番 牧(2B)

5番 宮﨑(3B)

6番 大和(SS)

7番 桑原(CF)

8番 嶺井(C)

9番 投手


私自身は、宮﨑を上位で使いたいと考えているので、本当はこうしてもらいたい。


1番 桑原(CF)

2番 宮﨑(3B)

3番 佐野(LF)

4番 牧(2B)

5番 オースティン(1B)

6番 大和(SS)

7番 蝦名(RF)

8番 嶺井(C)

9番 投手


さて、おそらく来週中にはソト選手も一軍に戻ってくるだろう。当面は代打起用が主だったとしても、その後の打線と守備位置をどうするかというのは嬉しい悩みだ。


三浦監督がどういう打線にするかは本人もまだ決めていないのではないかと思うし、しばらくは試行錯誤があると思うが、いずれにしても、佐野、オースティン、牧、宮﨑、ソトの5人は続けて並べたいと思うだろう。


そして、三浦監督は蝦名選手のブレークにかなり期待しているような気がする。


これらを考えると、例えばこんな打線が見えてくる。蝦名と桑原、森と大和は併用という形になるだろう。蝦名と桑原のうちスタメンではなかった方が代走から守備固めという形で出場することも多くなるはずだ。


1番 蝦名(CF)

2番 佐野(LF)

3番 オースティン(RF)

4番 牧(2B)

5番 宮﨑(3B)

6番 ソト(1B)

7番 嶺井(C)

8番 森(SS)

9番 投手


我々ファンは完全体のベイスターズ打線を永いこと待ち侘びていたが、とうとう、ついに、at last、見ることができそうだ。


さあ、これからが本当の横浜反撃だ。