mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

世界各地から星たちの便りが届いた



11月13日 ストーブリーグは動きなし


ソフトバンクホークスのメインペーパー(って言う言葉はありましたっけ?)である西日本新聞によると、関東地方で会談を行い、嶺井選手に3〜4年3億円の大型契約を提示して好感触。合意まで秒読み段階とのこと。


いいんだ、別に。知ってたし。


以前も書いた通り、新人の年から我々ファンと苦楽を共にした嶺井選手がホークスに移籍するなら、そこで正捕手の座を掴むことができるように応援するつもりだ。


その話はさておき、今オフ海外に武者修行に出かけたベイスターズの若手選手たちも含めて、いくつか便りがあったのでまとめておこう。



【オーストラリア発】


2020年ドラフト1位で入団した入江大生投手は、故障もあって悔しいプロ1年目を過ごしたが、今シーズンはその借りを返すかのような活躍を見せた。


チーム3位の57試合に登板し、5勝1敗10ホールドの成績を残した。


被打率 .215、奪三振率9.86、WHIP 1.19と言う数字、特に高い奪三振能力は、近い将来セットアッパーやクローザーを任される資質を示している。


先発からリリーフに転向した序盤は四球から失点することがあり、シーズンを通じての防御率は3.00と勝ちパターンと言うには少し高いが、7月と8月には無失点試合を続け、防御率0点台を誇った。


秋になって疲れからやや打たれるシーンが目立ったところは来季に向けて改善すべき課題だろう。スワローズの村上選手に日本人最多のシーズン56本目のホームランを喫したのもこの頃だ。


入江投手は既に来季の契約更改を済ませているが、2900万円アップの年棒4500万円と言う高評価を得ている。



契約更改後、間髪を入れずに宮國投手と共にオーストラリアウィンターリーグに派遣され、キャンベラキャバルリーと言うチームでクローザーを務めている。


既に2セーブを挙げているようだ。


最初の試合では、1点差の最終回に登板して三者凡退に打ちとり、二つ目のセーブとなった昨日の試合では3点差の9回、ゴロ2つで2死とした後、4番打者を三振に打ち取って試合を締めくくった。


山﨑康晃投手の去就が不確定な状況で、入江投手にもクローザーの大役が回ってくる可能性があることを考えれば、ここでの経験は大きな財産になるだろう。



チームメイトの宮國投手も最初の試合8回二死満塁の大ピンチで登板し、打者1人を三振に仕留めて1点のリードを守ったとのこと。


こちらも、もう一度復活してリリーバーとして花を咲かせることを期待している。



【メキシコ発】


ところ変わってメキシコでは関根大気選手がヤキス・デ・オブレゴンと言うチームでウィンターリーグに参加中だ。


今シーズンの関根選手はキャリアハイとなる104試合に出場し、打率 .254、盗塁5、OPS 0.606と言ういずれも自己ベストの成績を残した。


彼はいわゆる野球脳が発達しており、1点ビハインドの最終回で先頭打者として打席に入ると何かしらコトを起こしてくれる期待感がある。その意味では、数字以上に印象に残る活躍を見せてくれたと言えるだろう。


関根選手もメキシコ派遣前に契約更改を行い、1300万円増の3500万円でサインした。



彼の今シーズンの働きについては、球団からもチームの勝利に貢献したと言う評価があったようだ。


2013年ドラフト5位で入団し、今年でプロ9年目だった関根選手は少し前まで崖っぷちと言う噂もあったが、プロ野球選手としての自分の価値を明らかにし、チーム内に居場所を築きつつある。


今オフのメキシコウィンターリーグ参戦も更なる進化と課題の克服のために、“何かをつかみたい”と言う本人の強い気持ちがあってのことだろう。


1試合4安打を放った試合もあり、センターの守備ではジャンピングキャッチを見せるなどの活躍で、現地の放送では、”El Kamikaze Sekine”と呼ばれているようだ。



時代錯誤感がちょっと恥ずかしいが、ナニ、これで良いんだ。


昨夜の試合では、サヨナラ内野安打でチームメイトから水をかけられるなど手荒い祝福を受けていた。


この辺の感じはベイスターズともちょっと似ている。ラミレス前監督、ホセロペス、ソト、エスコバーなどの影響でやっぱりラテン系のノリがチームカラーになっているのかもしれない。


メキシコからもう一つのニュース。


色々あってベイスターズを退団した乙坂智選手がメヒカリ(ナルコスと言う麻薬密売の実話に基づくNetflixオリジナルドラマでよく聞いた地名だ)のチームに入って同じウィンターリーグで横浜の誇りを胸に抱きつつ道を切り開いているらしい。


マルチヒットの活躍でラジオのヒーローインタビューを受けている動画が配信されていたが、インタビュアーがスマホで録音しているっぽいのが印象的だった。



こうして、野球というスポーツが文化や風土の異なる様々な土地に溶け込んで多くの人たちに愛され彼らを熱狂させているのを見ることは本当に楽しい。


狭い日本の一種類の世界観(尾崎じゃないよ)では決して得られない広く柔軟な視野を若い選手たちが掴んでくれることを心から願っている。



【アメリカ某所発】


もう若手とは言えなくなりつつあるが、もう1人世界に挑戦しようとしている横浜の星がいる。


ポスティング制度を使ってのMLB挑戦を模索する山﨑康晃投手だ。


昨日のブログでも書いたように、山﨑選手は来月18日に毎年恒例のオンラインファンミーティングを開催するとのことだが、どうも彼自身のSNSを見ると現在渡米中のようだ。



このタイミングなので、単なる観光ということではないだろう。


ファンミーティングまでには彼自身去就を明確にして、我々にその結果を報告してくれるのではないだろうか。


我々としては待つばかりだし、チームのためとかいう全体主義的なエゴは封印して彼自身のプロ野球人生にとって最良の結果となるように一緒に祈りましょう。


そして、山﨑投手へ


Enjoy whatever you do there!