mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

立ち直りつつあるベイスターズは再び上位争いに食い込めるか?





今日の試合はヤクルト外野陣の拙い守備から流れをつかんだベイスターズが14-4と圧勝した。


一つ目は一回裏一死満塁で牧秀悟の放ったレフトの頭上へのライナーを背走したサンタナ選手がグラブを届かせながら後逸したプレイ。


記録上はヒットだったが、あれを捕ってもらわないとピッチャーは辛い。


二つ目は2回裏一死一、二塁からの佐野恵太のライトライナー。照明が目に入り宮本選手が後逸する間にツーベースとなった。


宮本選手は内外野いずれもこなすユーティリティ選手だが、ビジター球場の照明対策まではさすがに手が回らなかったかもしれない。


この二つのラッキーなタイムリーを含めてヒット7本と3つのフォアボールを集中させて2回までで7点を挙げ、試合を支配することができた。


ヤクルト先発の高橋圭二投手は2回途中でノックアウトとなり、試合後に高津監督が苦言を呈していたが、上述したバックの問題点を考えると少し可哀そうだとも思う。


ベイスターズ打線はその後も攻撃の手を緩めず、ヒット19本で14得点という今季一番の爆発を見せてくれた。


目立った活躍を見せた選手を列挙してみる。


梶原昴希が5安打、2打点の大当たり。

一塁から一気に生還するなど、ソフトバンクの周東選手を彷彿とさせる素晴らしいスピードのベースランもあり、梶谷選手以来となる強打の快足外野手のポテンシャルを見せつけた。



佐野恵太が3安打3打点の固め打ちで七月の月間MVPの威力が未だ健在であることを印象付けた。


タイラー・オースティンはリーグ単独2位となる18号ツーランを含むマルチヒットで打率3割をキープ。



6番に打順を下げた牧秀悟は2打席連続の2点タイムリーで4打点を記録し、首位岡本選手に4点差のリーグ3位となる53打点。



4月以来のスタメンマスクとなった松尾汐恩はプロ入り初打点のタイムリーツーベースを含む3安打猛打賞で初めてのヒーローインタビューに登場。



その他にも桑原と西浦がマルチヒットを記録するなど、打線に関しては文句なしのつながりを見せた。


投手陣では、6月13日以来およそ2ヶ月ぶりの先発となった大貫晋一が7回、91球、被安打7、奪三振5、与四球1、失点4(自責2)のHQS。


2ヶ月間にわたるファームでの調整ではストレートのキレと出力の向上に取り組んでいたということだが、最速147キロを記録するなど本来の状態に戻っているように感じた。


決してパワーピッチャーではないが、やはりストレートで押し込む力があっての変化球なので、やっとそのベースが出来たようだ。



今日は制球にムラがあるように見えたので、次回までに精度を上げることが出来れば、ローテーションの柱の一つが確立されるだろう。


点差もあり、その後は、坂本裕哉、中川颯とつないで勝ち切った。


9連戦の半ばで勝ちパターンのリリーバーを温存出来たことも大きい。


バンテリンドームでの第3戦の勝利からこれで3連勝となったが、良い勝ちの形が出来つつある。


桑原、梶原を起用することで走攻守のバランスのとれた一二番を形成し、4番牧固定の呪縛から解き放たれて佐野、オースティン、宮﨑、牧の中軸をそれぞれの状態と対戦相手に応じて組み替える柔軟性も出てきた。


山本祐大が正捕手としてのポジションを確立し、打撃の良い松尾汐恩が控えるというのも良い状況だ。


今日のイースタンの試合では伊藤光が5打数4安打、6打点、ホームラン1本と絶好調だったので、彼を上げて出番の少ない松尾汐恩を抹消するかと思ったが、今日の松尾選手の活躍を見て戸柱の方と交換する可能性が高まったように感じる。


ショートが未だ流動的ではあるものの、野手陣については概ね形が出来上がって来たと言って良い。


肋骨の疲労骨折で離脱していた筒香嘉智がファームで実戦復帰したというニュースもあり、さらに層が厚くなる期待感もある。


先発ローテーションは、今日の試合で大貫晋一の目処が立ったことで、東克樹、大貫晋一、石田裕太郎、アンドレ・ジャクソン、アンソニー・ケイまでは計算できるようになった。


残り1枠は、本来、平良拳太郎に請け負ってもらうべきところなのだが、椎間板ヘルニアということなので仕方ない。


吉野光樹、森唯斗、ハマちゃんと言ったところで、調子を見ながらやり繰りすることになるのだろう。


勝ちパターンのリリーバーはJ.B.ウェンデルケン、山﨑康晃、森原康平がやっと揃ったのが大きい。


ファーム調整中の伊勢大夢は、今日のイースタンリーグの試合で、ストレートの最速151キロを記録しており、課題としていた球速の回復に目処が立ったようだ。


恐らく、近日中に1軍に復帰することになるだろう。


そして、彼ら実力者たちが不在だった期間に、中川虎大、坂本裕哉が頼りになる存在に成長し、ローワン・ウィックも日本仕様の投球モードを確立するまであと一歩というところまで来ている。


その他、ロングリリーフで佐々木千隼と中川颯が控えているのも心強い。


ということで、我が社は闘う陣形を再び整えることができるようだ。


ここから勝ちを積み重ねて再び上位争いに食い込めるか?


その答えは来週の広島、読売との6試合で明らかになるだろう。


ここで互角以上の戦いができれば、まだ諦める必要はない。





頑張れベイスターズ!


勝っても負けても、いつでもどこでも、ずっと応援している。