戸郷に勝って菅野にも勝つってマジですか? でも無欲の戦いを続けよう
この守備カッチカチのチームってなんやねん
どこの国の広島東洋カープなんじゃ
私の脳内の謎の大阪のおっちゃんが叫ぶ声が聞こえるほど、今日の守備陣は素晴らしかった。
私の脳内の謎の大阪のおっちゃん(イメージ図)
6回表、先頭の丸選手の放った二遊間を抜けるかというゴロに牧秀悟が間一髪追いつき、振り返りざまのジャンピングスローでファーストへノーバウンド投球。
それをオースティン選手が身体を一杯に伸ばして捕球する。捕った直後に横転してしまう程ギリギリのプレーだった。
一旦はセーフ判定だったが、リクエストで覆りアウト。
8回にはまたも丸選手のライト前のハーフライナーを梶原選手がスライディングしながらグラブの先端で何とか引っかけるように捕球。
さらに、続くオコエ選手の高いバウンドのサードゴロに宮﨑敏郎がカエルのように飛びついてこれまたグラブの先端で捕球してファーストへ送球、アウト。
どちらも良い当たりではなかったが、抜けていれば長打となる可能性がある嫌なコースの打球だった。
代わりばなの伊勢投手を救うファインプレーの連続。
どこの国の広島東洋カープなんじゃ
さて、ベイスターズ先発の大貫晋一は2度の二桁勝利を挙げた実力者としては物足りない成績でレギュラーシーズンを終えた。
2軍で過ごす時間も長く、本人も忸怩たる思いがあったと思う。
しかし、秋は秋刀魚と大貫が旬なのだ。
2年前のCSファーストステージでもタイガース相手に素晴らしい投球で勝利投手となったのは記憶に新しい。
今日の大貫投手は初回、三者連続三振に打ちとる完璧な立ち上がりを見せた。
その後もカットボール、ツーシーム、スプリットでピッチトンネルを構成して打者に的を絞らせず、ここぞというところでストレートをズバッと決める、まさに良い時の大貫のピッチングを久しぶりに見せてくれた(10月6日の最終戦でもドラゴンズを7回無失点に抑える好投だったが、今日の方が制球もボールのキレも優っていたように思う)。
6回裏に一時同点となるタイムリーを岡本選手に打たれたが、この回を最小失点で切り抜け、その直後の追加点につなげた。
6回2/3、96球、被安打5、奪三振7、与四球1、失点1と先発投手の役目を十分に果たし、菅野投手に決して投げ負けなかった。
大したものだ。
打線は菅野投手の投球術で5個の併殺打を記録するなど思うようには走者を進められなかったが、それでも何とか得点を挙げた。
まず5回に先頭の宮﨑敏郎のレフト線を破るツーベースヒットから、桑原将志の送りバントで内野前進守備を強いる形を作り、森敬斗の二遊間をギリギリ抜けるコースヒットで先制した。
そして、上述した岡本選手の同点タイムリーの直後、7回表の先頭打者タイラー・オースティンが菅野投手のアウトコース高めのストレートを強くコンタクトして右中間へのソロホームラン。
小林捕手はインハイに構えていたように見えたが、菅野投手には珍しい逆ダマとなりオースティン選手の腕が伸びた状態で振り抜きやすいコースになってしまった。失投だ
しかし、いつ来るかわからないその数少ない失投を一発で仕留めたのはオースティン選手の技術と集中力の成せる技だろう。素晴らしい打撃だった。
これで2-1と再びジャイアンツを突き放し、そこからは伊勢大夢、森原康平の継投で逃げ切った。
森原投手は肩の状態が良くないということで昨日はベンチ外だったが、今日は状態が好転したのだろうか。
クライマックスシリーズとは言え、右肩だけに無理はしてほしくないのだが、ボール自体を見る限りはストレートのキレと制球そしてフォークの落ちもまずまずという印象だったので、三連投や回跨ぎのような荒技を避ければ何とかポストシーズンを戦い抜けるという判断なのだと思う。
これでファイナルステージも2連勝でジャイアンツのアドバンテージを含めた対戦成績を2勝1敗とリードすることができた。
ネット上では、下剋上に一歩近づいたとか、日本シリーズに連れてってくれといったコメントがチラホラし出したが、欲を出してはいけない。
昨日の記事でも書いたが、今のベイスターズの好調は、先のことを考え過ぎずに一戦づつ全力で戦うという無欲のメンタルがもたらしていると思うので、日本シリーズに行けるかもなどと考えて緊張や力みが出たりしては元も子もない。
“無欲でなければ志は立たず、穏やかでなければ道は遠い” 諸葛孔明
明日もまた、この最高の舞台で野球ができることの喜びを感じつつ、チーム一丸となって無欲の戦いを見せて欲しい。
頑張れベイスターズ!
勝っても負けても、いつでも応援している
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