mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

交流戦最終週 リーグ戦再開前のラストスパート



交流戦開始から二週間が経過し、ここまでは6勝6敗の五分で6位につけている。
得失点差は+2、1試合あたり平均8本以上のヒットを放っており、ホームランもほぼ1試合に1本のペースで出ている。


チーム打率 .252、防御率 2.72というのはいずれもまずますと言って良い。
ただし、気をつける必要があるのは、失点の合計が41であるのに対して投手の自責点の合計は32点であること、つまり、9失点は失策がらみであることだ。


ここまでの交流戦での失策は合計9つであるが、そのうち7つはソフトバンクとの第二戦、そして西武との第二戦というエラーの連鎖で大量失点した試合で、いずれも先発投手(ロメロと上茶谷)が試合を作れずリズムの悪い中で投手と守備陣の足の引っ張り合いになった敗戦だった。


幸い先週はこうした酷い試合はなかったので、今週もしっかりと試合を作ってチームとしてのリズムを保ちながら戦って欲しい。そのためには、やはり先発投手の安定感が第一ということになる。


パリーグが優勢と言われることの多かった数年前とは異なり、今年はセリーグのチームの健闘が目立つ。特に、セリーグ首位のヤクルトが9勝3敗と絶好調で交流戦でも首位。そして、リーグ戦では最下位の阪神が8勝4敗の2位と続く。


この2チームの好調のために、セリーグでは首位の独走が始まりつつあると同時に最下位とそれ以外のチームの差がかなり縮まった(3位から6位までの4チームがゲーム差4の中にひしめく)。


現在リーグ5位のベイスターズは最下位阪神に1ゲーム差まで迫られており、今週中に最下位転落の可能性もあるが、一方では、3ゲーム差で3位の広島を抜いてAクラスに躍り出る可能性もないわけではない。


つまり、長いシーズンで何度かある正念場の一つということだ。





明日の先発は今永昇太と加藤貴之が発表されており、また、上茶谷が一軍の投手指名練習に参加していることから抹消されたロメロに代わって水曜日に先発することになるだろう。


日本ハムは先週好投して勝ち投手となった上原健太が今週も水曜日に先発することになるだろうが、木曜日に先発した伊藤大海は故障で抹消されており代役を立てることになる。


第一の候補は先週木曜日にイースタンリーグで先発したベテランの金子千尋投手だが、5回7失点と打ち込まれており、そのまま昇格する可能性は低いように思う(先週2回4失点の上茶谷が昇格するので無いとは言い切れないが)。そうすると、水曜日に3回無失点と好投した若手の河野竜生投手(2019年ドラフト1位)が候補になるか。


対北海道日本ハムファイターズ 札幌ドーム


7日火曜日 今永 ー 加藤
8日水曜日 上茶谷ー 上原
9日木曜日 浜口 ー 河野


上茶谷以外の5人は全て左腕というやや偏った布陣になるが、先週打ち込まれたエース上沢を中5日で木曜日にずらすことはしないと思う。


金曜日からのロッテ戦では、ベイスターズの先発は先週と同じ大貫晋一→京山将弥→石田健大という線が濃厚だ。唯一あるとすると、京山に代わってイースタンリーグで復調傾向にある東克樹を土曜日に投げさせるということだが、手術後まださほど時間が経っていないことと昨日88球投げていることを考えると中5日では使わないだろう。


一方のロッテは先週と同じであれば佐々木朗希→佐藤奨真→本前郁也ということになるが、井口監督が巨人戦で打ち込まれ今季初黒星の佐々木投手の登板日を変更する可能性があるというコメントを出していたので順序が入れ替わるか、あるいは一週飛ばしてリーグ戦再開から復帰するということもあるのかも知れない。


佐々木投手については、牧秀悟も対戦を楽しみにしているようだが、ファンとしても勝敗を別にしてベイスターズ戦での投球を見てみたいという気持ちがある。


対千葉ロッテマリーンズ ZOZOマリンスタジアム


7日火曜日 大貫 ー 佐々木
8日水曜日 京山 ー 佐藤
9日木曜日 石田 ー 本前


佐々木が投げるとすると彼は右腕だが、佐藤と本前は左腕なのでこちらも左腕との対戦を主に考えることになりそうだ。





今週は両カードともパリーグの主催試合のためDH制が採用される。一般に、このルールはパリーグに有利ということにはなるだろうが、攻撃陣の層が厚くなってきているベイスターズの場合必ずしもそうはならないように思う。


佐野かソトをDHにして、代わりに好調の外野手を加えるという戦術を採ることになるだろうか。
私としては、この機に佐野の1番バッターは止めるのではないかと予想している。


1. 桑原(CF)
2. 蝦名(LF)
3. 佐野(DHまたは1B)
4. 牧(2B)
5. 宮﨑(3B)
6. ソト(1BまたはDH)
7. 大田(RF)
8. 大和(SS)
9. 嶺井(C)


桑原の調子が未だトップバッターを任せるほど戻っていないということであれば、ある時期成功していたWタイシの楠本を蝦名に替えて、こういうこともあり得る。また、実は関根は左投手の方が対戦成績が圧倒的に良いので、桑原の代わりに彼ということもあるだろう(そうなると桑原の序列は心配になるが)。


1. 蝦名(LF)
2. 大田(RF)
3. 佐野(DHまたは1B)
4. 牧(2B)
5. 宮﨑(3B)
6. ソト(1BまたはDH)
7. 大和(SS)
8. 嶺井(C)
9. 桑原または関根(CF)


倉本の抹消が今日公示された。普通であれば代わって内野手を上げるところだが、知野は3日に抹消されたばかりなのでまだ昇格できず伊藤祐季也はコロナで離脱しているので、あるとすると山下か田部というところか。


佐野をファーストまたはDHで使うことを前提とすれば、外野の補強ということも考えられるので、私としては、イースタンで2試合連続ホームランを放ち、やっと調子を上げてきた細川成也を昇格させて1試合はスタメンで使ってみたい。


もう一つ注目しているのは、森敬斗を使うタイミングだ。彼のスピードで試合のペースを変え、一気に攻め立てるという戦術は土曜日の楽天戦の7回で見事に決まっていた。いつでもうまく行くという訳では無いが、これがチームの新しい魅力の一つであることは間違いない。