mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

今永投手おめでとうございます おじさんは涙でヒーローインタビューが見えなかったよ



6月7日 対北海道日本ハムファイターズ 札幌ドーム 2-0 勝ち


今日は初回から今永のストレートのキレが良く、コーナーにビタビタに決まって面白いように空振りが取れる、とは思っていました。


一昨年の手術の影響を乗り越えて、侍ジャパンでブイブイ言わせていた全盛時の球威を取り戻したとも思っていました。


しかし、まさかノーヒットノーランを本当に達成するとは。
7回くらいから本人もチームの皆もそして我々ファンも意識し始めたと思う。


これでピッチャーとしてのレベルもさらにもう一段上がり、長い間不在と言われていたベイスターズのエースの座を勝ち取ったと言って良いだろう。もう文句を言う人はいない。


今永投手が2015年のドラフト1位でベイスターズに入団した時のことや新人だった2016年のシーズンでバタバタ三振を取って好投しながらなかなか勝てずに哲学的なコメントを連発していたことを思い出す。


そして、同じ年のCSセカンドステージで初回にカープ打線につかまり大量失点して試合後にロッカールームで泣きじゃくっていた姿も。走馬灯のように蘇るというのはこのことか。


思い起こせば4年前、エースの働きを期待されながら登板のたびに痛打されていた今永投手の完全復活を夢見て絵馬を奉納して祈願したことが昨日のように思い出される。





トップバッター佐野という戦術はそろそろ変えてくるかと思ったが続行。
宮崎を5番に、ソトを6番にそれぞれ下げて、好調の蝦名を初めて3番に入れたラインアップを組んできた。


2番に桑原、9番に関根を入れたのは守備と走力を期待してのことだろう。
ファイターズ先発の加藤投手が左腕であることを考慮して、左腕を得意としている佐野と関根以外は全員右バッターを並べた。


古巣との対戦をファンも本人も楽しみにしていた大田泰示はベンチスタートとなった。


1. 佐野(1B)
2. 桑原(CF)
3. 蝦名(RF)
4. 牧(2B)
5. 宮﨑(3B)
6. ソト(DH)
7. 大和(SS)
8. 嶺井(C)
9. 関根(LF)


投手 今永昇太(9回)


9回表 ベイスターズの攻撃


8回までノーヒットノーランを続ける今永を何とか援護したいベイスターズの攻撃は1番佐野からの好打順。ファイターズの4番手としてこの回マウンドに上がったのは右腕でストレートとフォークボールの良い石川直也。


先頭の佐野恵太がライトへのヒットで出塁し、代走に森敬斗。
桑原の送りバントで一死二塁とすると3番蝦名はフルカウントから良く選んでフォアボールで出塁。


続く4番牧が三振でチャンスは潰えたかと思ったが、続く宮﨑敏郎が石川投手の2球目をおっつけて右に打ち返し、二死一、二塁で前進守備のライトの頭上を越える2点タイムリーツーベースで先制。2-0と喉から手が出るほど欲しかったリードを奪う。





先頭の代打浅間選手はフルカウントからの6球目のストレートに全く手が出ず見逃し三振。
続く今川選手もフルカウントからコースギリギリのストレートに見逃し三振。


いよいよ最後となった好打者野村選手は外角低めのストレートをジャストミートしたかに見えたがライトフライでゲームセット。


今永は9回117球、打者28人に被安打0、与四球1(清宮)、奪三振9という素晴らしい快投を見せ、交流戦最終週の初めにチームを勢いづかせるエースとして最高の仕事をした。


ゲームセットの瞬間、今永昇太はマウンドに祝福に訪れるチームの皆に挨拶しながらもどこか覚めた様子だった。試合後に、宮﨑さんに2点取ってもらったところでホッとしていたら打たれると思っていた、と言っていたので努めて冷静であろうとしたのだろう。



おめでとう今永選手。球団ではホエールズ時代の1970年鬼頭投手以来52年ぶりの快挙だ。前回の優勝よりもっと前じゃないか。


本当はもっと色々と書きたいことがあるのだけれど、これから祝杯を上げるために繰り出すことにしたので今日はこれで終わり。