mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

好投手対決を制してオリックスに先勝 間違いなくベストゲームの一つ



5月31日 対オリックスバッファローズ 横浜スタジアム 4-1 勝ち




(予想)今日の先発は1番期待が持てる今永昇太だが、先方も今シーズン3勝1敗、防御率1.08と好調の山岡投手だ。戦前の予想としては投手戦ということになるが、さあ、どうなるだろうか?


(答え)両先発とも6回まで投げて予想通りQSを達成した。今永は初回に1失点したもののその後はランナーを出しながらも抑え、山岡は3回と4回に1失点ずつ。それぞれの良さが出た好投だった。



(予想)私の期待していた森敬斗の昇格はなく、先週前半のホームゲームとほぼ同じスタメンが発表された。3番宮﨑はチャンスでも平常心で彼らしいヒットを打つことができるだろうか?


(答え)3打席目までは彼らしいバッティングが見られなかったが、8回裏一死二塁から右の変則サイドスロー比嘉のボールをうまく追っつけてライト前に運ぶヒットでチャンスを拡大した。



(予想)桑原が久しぶりにスタメンに復帰したが、打順は8番。これがチーム内の現在の序列なのだろう。マルチヒットで意地を見せ復活のきっかけとすることができるか?


(答え)最初の打席では良い当たりのライトライナーだったが、その後は前に出されて引っ掛けた内野ゴロが目立った。残念ながらはっきりとした復調の兆しは見えない。



(予想)ファームでは肉離れで離脱中だった大田泰示がイースタンリーグの巨人戦で実戦復帰するとの情報があったがスタメンではないようだ。順調であれば、来週の古巣日本ハム戦から一軍に合流できると思っていたが、途中からでも出場はあるのだろうか?


(答え)今日の試合では大田選手の出場はなかった。ここしばらく続いた夏日から急に気温が低下したこともあったのだろうか。まあ、焦ることはない。



(予想)ファームの先発は中8日で東克樹。前回登板では3回以降立ち直りの兆しを見せていたので、この試合での投球によっては早期の一軍復帰もあるかも知れないが、どうだろうか?


(答え)今日の東は最速146km/hのキレのあるストレートが低めに決まり、チェンジアップも有効だった。2回27球、奪三振3のパーフェクトピッチでスターリンに交代した。これは明らかに調整登板で、今週末に上茶谷あるいは京山に代わって1軍の楽天戦で登板することになると思う。




1. 佐野(LF)
2. 関根(RF)
3. 宮﨑(3B)
4. 牧(2B)
5. ソト(1B)
6. 大和(SS)
7. 嶺井(C)
8. 桑原(CF)
9. 今永(P)


継投 勝 今永昇太(6回)→H エスコバー(1回)→H 伊勢(1回)→S 山﨑(1回)


1回表 バッファローズの攻撃


1死から2番宗が今永の外角低めのストレートをうまくすくった打球は風に乗ってレフトフェンス直撃のツーベースとなった。さらに、佐野がクッションボールの処理にもたつく間に宗は三塁に達した。


その後3番中川は浅いセンターフライに抑えて二死となり、最初のピンチは乗り切れるかと期待したが、4番マッカーシーに真ん中に入ったストレートをうまく打たれてライト前のクリーンヒット。0-1とバッファローズに先制を許した。


3回裏 ベイスターズの攻撃


先頭の嶺井が追い込まれながらセンター前ヒットで出塁。続く桑原は良いあたりのライトライナーで倒れたが、今永が送って二死二塁。


ここで、初回の失点に絡むエラーの佐野がセンター前に詰まり落としのヒットで1-1と同点に追いついた。



4回裏 ベイスターズの攻撃


一死から牧が三遊間を破るヒットで出塁し、ソトのサードゴロの間に二塁に進んだ。
二死二塁で勝負強い大和がこの打席3球目となった山岡の縦のスライダーをうまくレフトに引っ張ってこれがタイムリーヒットとなり、2-1と逆転に成功した。


8回裏 ベイスターズの攻撃


この回からマウンドにはオリックスの3番手富山が上がった。


伊勢に代わって打席に入った蝦名が追い込まれながらもレフト前ヒットで出塁。さらに盗塁を決めて無死二塁のチャンスを作った。


佐野も追い込まれながら進塁打を狙ってなんとか引っ張ると、これが一、二塁間を抜けるヒットとなり無死一、三塁のチャンス。


続く関根の3球目に見事にセーフティスクイズを決めて3-1とリードを2点に広げた。


チャンスで結果の出ていなかった宮﨑はここでライト前ヒットを放ちチャンスを広げるバッティングを見せることができた。


一死一、三塁で4番牧のセコンドゴロをセカンド安達はホームに送球したが佐野の代走知野はタッチを掻い潜って生還し、4-1とさらに加点。




今日の今永先生はストレートにキレがあった。6回107球、被安打8、与四死球0、奪三振8、失点1のQSで今シーズン2勝目。


8つの三振のほとんどをストレートで奪ったことからもわかるように空振りをとることのできる球威があった。ただし、コントロールミスが真ん中寄りのボールになることも多く8本のヒットで毎回走者を出すピッチングになり球数がかさんだ点は反省材料だろう。


バッテリーの認識としてはあまり調子は良くないということで、嶺井さんと粘り強く投げていこうという話をしていたらしい。良くない時でもチームに勝ちをつけられるのはやはりエースの働きだと思う。



打線は9安打で4点。蝦名のヒットから盗塁そして関根のセーフティスクイズや牧の内野ゴロでの加点もあり、三浦監督や石井琢朗コーチのやりたい野球をすることができたのではないだろうか。


今日の継投はエスコバー、伊勢、山﨑康晃だったが、エスコバーが二つのフォアボールを出した以外は完全に抑えた。この3人が勝ちパターンとして確立できれば、これからのペナントレースで大きなアドバンテージになる。


今日のヒーローインタビューでは逆転タイムリーを放った大和選手がお立ち台に上がったが、勝負強さの秘訣は”規則正しい生活”とのこと。また、試合前のイベントとして行われたレジェンドOB対決では師匠の田代コーチが佐藤義則さんのボールをセンター前にヒットしており、その流れが今日の勝利を呼び寄せたとコメントしていた。



明日の先発はロメロだ。このところ彼らしくないピッチングが続き、マウンド上でもイライラしているように見えることがある。そろそろ昨シーズン後半の様なゴロピッチャーの本領を見せて欲しい。


今日のようなチームとしての攻撃が出来れば必ず勝機はある。頑張れベイスターズ。