mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

中4日と中6日の投手たちが共存できる先発ローテーションを考えてみた





トレバー・バウアー投手の入団発表と新らしいホームユニフォームのお披露目があった翌日、つまり28日火曜日にBay Storeに早速行ってみたところ、早くも背番号96の新ユニフォームが棚に並んでいた。


相変わらず、DeNAは仕事が速い。


もちろん購入して仔細に眺めてみた。


報道の通り、正面にも背面にも太い紺のラインが2本引かれており、それぞれのラインの外側近くに細い黄色の線があしらわれている。


昨シーズンまでは紺のラインは3本であり、中央の太いラインの両側に水色の細い線があった。


背番号と選手名の外枠にも水色の細い線があり、これがラインの同じ色の線と整合するデザインであったのだ。


今回の新ユニフォームでもこの背番号と選手名の外枠にも水色の細い線はそのまま残っているため、太い紺のラインの黄色とは整合していない。


ここまで黄色に変えてしまうのは少し行き過ぎというデザイナーの判断だろうか。


まあ良い。


前回の記事でも書いたが、この新しいデザインも幾多の名場面を経験して目に馴染んでくることだろう。



さて、今日書きたかったのはユニフォームのことではない。


トレバー・バウアーが再入団することが決まってから、彼の希望する中4日の登板ルーティンが他の投手に影響を与ることを懸念する意見が多くみられた。


さらに、アンドレ・ジャクソン投手も本来であればMLBと同様の中4日の登板間隔を希望しているようだ。


一方、東克樹投手とアンソニー・ケイ投手は、昨年と同様、中6日で登板することを希望しているとの情報があった。


中4日希望のバウアー、ジャクソンと中6日希望の東、ケイという4本柱を軸としてどうやって先発ローテーションを回していけば良いのか?


しかし、よく考えてみると、これは可能だ。


ポイントは、中四日の以下のルーティンは4つの決まった曜日のみで回して行けるということにある。


火曜日→(中4日)→日曜日→(中4日)→金曜日→(中4日)→水曜日→(中5日)→火曜日


従って、バウアー投手とジャクソン投手の登板日をこの系列の中で少しずらしながら回して行けば、木曜日と土曜日には当たらないので、ここに、中6日希望の東投手とケイ投手を入れれば、彼らは毎週同じ日に登板することができる。


例えば、バウアー投手とジャクソン投手とを二日ずらし、木曜日にケイ投手、土曜日に東投手を当てはめた場合の先発ローテーションは下図の通りとなる。




このローテーションだと、6週間36試合のうち28試合を4本柱を先発に起用することができる。


勿論、雨天中止の場合もあるだろうが、その場合も東投手はケイ投手と、バウアー投手はジャクソン投手との間で登板日を入れ替えることにすれば良い。


例えば、第一週の金曜日が雨であれば、土曜日は予定通り東投手が先発し、ジャクソン投手は日曜日に回り、バウアー投手はジャクソン投手の登板予定だった次週の水曜日に回る、という具合にしていく。


ケイ投手の登板日(木曜日)が雨天の場合には、その日は飛ばして翌週の木曜日に回るか、あるいは状態と対戦相手によってはケイ投手が土曜日に回って東投手が次週の木曜日に回るのでも良い。


この図では4本柱の先発日以外を競争枠と書いているが、この日も使えば、雨天の場合の4本柱のやりくりは更に柔軟なものにできるだろう。


競争枠に入る投手の候補は次のようなところか。


#12 竹田裕

#13 伊勢大夢

#14 石田健大

#16 大貫晋一

#24 吉野光樹

#30 篠木健太郎

#54 石田裕太郎

#59 平良拳太郎


しかし、6週間のうち8日しかない登板枠に8人の投手がいるというのはいくら何でも多すぎる。


新人の竹田投手と篠木投手は不確定だとしても、ここに6人を割り当てるのは勿体無い。


そう考えると、やはり、リリーフとして実績のなる石田健大投手と伊勢投手にはブルペンに回ってもらう方が良いだろう。


伊勢投手の先発志願に対して、三浦監督は開幕までに決める、という含みを持たせた発言をしていたが、その時点ですでにバウアー獲得の情報は監督に伝わっていただろうから、伊勢投手がオープン戦で抜群の成績を残さない限りはやはりリリーフで、というのが本音のような気がする。


ブルペンの左投手が坂本裕哉と新入団の岩田将貴の二人だけであること、中継ぎ希望だった左のハマちゃんをトレードで出したことを考えれば、やはり石田健大投手もブルペンの可能性が高いように思う。


現状では、4本柱と競争枠の投手たちには優先順位の差があるが、これから開幕までの間に様々な観点から評価が行われ、見直しが入る可能性もある。


シーズン中も4本柱の一角が故障や不調で離脱する際には、競争枠の投手達がチャンスを与えられ、その結果次第ではチーム内の立ち位置が入れ替わる可能性もある。


それにしても、先発投手の名前をあげようとしても、三浦大輔と高崎健太郎の二人まででピタリと止まってしまった暗黒時代のことを考えると現状の投手層の厚さは夢のようだ。


さあ、明日からいよいよキャンプインだ。