mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

青柳から4点取ったということは勝ったようなものだ



6月17日 対阪神タイガース 阪神甲子園球場 5-7 負け


リーグ戦再開後の最初のカードは、交流戦2位で現在絶好調のタイガースとの対戦となった。


開幕時と同様、各チームともエースを立てての対戦となるが、このカードも阪神の先発は青柳晃洋、ベイスターズは今永昇太という両エースの対決となった。


雨男同士の対戦ということで天候を不安視する向きもあったが、本夕の西宮市の天気予報は晴れ時々曇りで降水確率0%と大丈夫なようだ。


両エースの対決で投手戦が予想されるが、今永投手が好調タイガース打線(特に左打者)を抑え込み、ベイスターズ打線が少ないチャンスを物にして何とか先制点を奪うことはできるだろうか?


(答え合わせ)

予想外の打ち合いになった。防御率0点台の青柳投手から4点取ることができたのも意外だったし、前回ノーノーの今永投手が初回だけで4失点、その後も大山選手に2本のソロホームランを打たれて6失点したことも意外だった。




最近の報道では、佐野の1番はうまく機能しているので変えないと言っていた三浦監督だったが、蓋を開けてみると変えてきた。


昨シーズンの青柳投手との対戦で12打数5安打と当たっていた森選手を今シーズン初めて1番ショートでスタメン起用するという手を打ってきた。フィールディングがやや不安な青柳投手を揺さぶりたいという意図もあるのだろう。


復調気配だったソトはベンチスタート。今シーズン青柳投手には3打数ノーヒットという相性も考慮したのだろう。


代わって、青柳キラーと言われ、今シーズンも2打数1安打の神里選手を7番ライトで起用して、佐野選手がファーストに入ることとなった。


1. 森敬斗(SS)

2. 関根大気(LF)

3. 佐野恵太(1B)

4. 牧秀悟(2B)

5. 宮﨑敏郎(3B)

6. 桑原将志(CF)

7. 神里和毅(RF)

8. 嶺井博希(C)

9. 今永昇太(P)


継投 今永(6回)→クリスキー(1回)→平田(1回)


1回表 ベイスターズの攻撃


一死から2番関根がデッドボールで出塁し、続く佐野のセカンドゴロを山本が弾いて一、三塁とチャンスを作った。


ここで4番牧が浅いレフトフライを放ったが、サードランナー関根が判断良くホームをついてセーフ。矢野監督のリクエストも判定は覆らず、ベイスターズが幸先よく先制点を挙げた。


1回裏 タイガースの攻撃


二死満塁から6番糸原がレフト前の2点タイムリーヒットで2-1とタイガースが逆転。

さらに、二死一、二塁から7番山本がレフトオーバーのツーベースヒットでさらに2点。1-4と3点のリードを許した。


ノーヒットノーランの次の登板は打たれるというジンクスがあるようだが、まさにその通りの展開となってしまった。


3回表 タイガースの攻撃


二死走者なしから5番大山が今永のインハイのストレートを思い切り引っ張ってレフトスタンドへのソロホームラン。1-5とタイガースのリードは4点に広がった。


6回表 ベイスターズの攻撃


デッドボールとフォアボールで出たランナー二人を置いて二死一、二塁から青柳キラーの神里が右中間へスリーランホームラン。4-5と一点差に追い上げる。


6回裏 タイガースの攻撃


一点様で追い上げてもらった今永だが、この回先頭の5番大山に2打席連続のソロホームランを浴びた。4-6と再びタイガースのリードは2点。


7回表 ベイスターズの攻撃


一死から森がレフト前ヒットで出塁し、次の関根の代打蝦名のセカンドゴロの間に進塁。二死二塁で3番佐野がセンター前にタイムリーヒットを放ち5-6と追いすがる。


7回裏 タイガースの攻撃


マウンドには今永に代わった2番手のクリスキー。二死二塁から近本のセンター前ヒットで梅野が生還し、5-7となり、三度タイガースのリードは2点と広がった。


結局、8回、9回は湯浅、アルカンタラの二人にねじ伏せられてこのままゲームセット。

交流戦後の初戦を勝利で飾ることは出来なかった。





今永投手は中9日ということで肩が軽すぎたのかも知れない。特に序盤はボールが上ずっていたし、逆球も多かった。


阪神の左バッターは今永の外角のストレートに的を絞ってコンパクトに振ってきた。チームとして攻略法が徹底されていたと思う。


それにしても、佐藤輝明選手の打席ではインコースのストレートを投げていたので、左バッターの内角に投げきれないということではないだろうと思うのだが、何故、他の左打者には投げないのだろうか?


佐藤選手が内角を苦手にしているのはわかっているので、冷静に投げられるということだろうか?


まあ良い。上にも書いたが、ノーヒットノーランの次の登板は得てして失点しがちなので、来週の今永投手の登板に期待しよう。来週の金曜日は横浜スタジアムでのカープ戦だ。


神里選手は今シーズンあまり良いところがなかったが、今日は流石の青柳キラーぶりを発揮して一時一点差に追い上げるスリーランホームランを放った。浜風にも負けずに右中間スタンドにまで届いた会心の一撃だった。


今日はこのホームランを含む4打数2安打、3打点で、明日以降にも期待できる内容だったと思う。



今シーズン初めて1番ショートでスタメン出場した森敬斗も2本のレフト前ヒットで5打数2安打と活躍した。ボールの右側を打つという石井琢朗コーチとの特訓の結果がでた良いバッティングだった。


佐野恵太は今日も2安打でリーグトップの打率を 333まで上げた。彼らしい強くて速いスイングができており、また、体の軸が全くぶれないのでこの好調はしばらくは続くだろうと思う。


その他、代打出場の蝦名選手にもヒットが出た。

牧秀悟は犠牲フライで1打点、さらにヒットも一本打っている。彼が復調してくれると打線の厚みが変わってくるだろう。


えっ、中日が勝ったからゲーム差なしで最下位に転落したって?

へー、そうですか。太陽の降り注ぐ山の向こう側に行く途中で一度暗いトンネルに入るようなものでしょ。