mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

勝敗よりもCSに向けた仕込みの方が気になる



9月30日 対中日ドラゴンズ 横浜スタジアム


負 ベイスターズ 1 ー 6 ドラゴンズ


勝利投手 小笠原慎之介(10勝8敗0セーブ)
敗戦投手 東克樹(1勝6敗0セーブ)


5回までは先発の大貫と小笠原が1-1の投手戦を展開したがベイスターズの中継ぎとして登板した東、エスコバー、三浦銀二がいずれも打ち込まれて完敗した。



順位が確定した以上、勝敗はさして問題ではないが、相変わらず好投手には無抵抗で抑えられる打線と簡単にストレートを打ち返されるエスコバーには不安が残る。


中継ぎに配置転換した東克樹も今日のピッチングでは短期決戦に使うのは怖い。




現状を見る限り、阪神と巨人のどちらが3位になっても(広島はヤクルトに連敗して4位以下が決定)、ファーストステージを勝ち上がるのは容易では無さそうだ。


勝ち筋としては、先発と第二先発でロースコアに持ち込み、僅差のリードを得て入江、伊勢と山﨑康晃で逃げ切ると言うパターンしか無いのではなかろうか。




先週末、雨の中のヤクルト戦で3回途中60球で降板した大貫晋一は中5日でマウンドに上がったが、来週のクライマックスシリーズを見越してだろうか、無理せずに5回で交代した。


5回、65球、被安打4、与四球2、奪三振1、1失点と言う成績は調子が今ひとつだった割にはうまくまとめたと言うところだろうか。


しかし、本人の表情は冴えなかったと思う。やはり自分の今の状態に納得できていないのだろう。


それにしても、ここで敢えて中5日で投げることの意味は何なのだろう?


明日はこれまた中5日で今永が先発する予定だが、先週日曜日に123球を投げた後なので無理しないようにして欲しい。恐らく、球数は少なく上がることになるだろう。


今永昇太をCSファーストステージの初戦(10月8日土曜日)に先発させたいので、そこから逆算して中6日となるように彼には明日先発してもらうと言うのが首脳陣の考えだと思う。


そうすると、先週土曜日に登板した大貫は中5日で9月30日中日戦の先発かあるいは中7日で10月2日巨人戦と言うことになる。


後者であれば、先週金曜日に登板した濵口遥大が今日の中日戦に中6日で登板するはずだが、そうはならなかった。これは何を意味するのか?


下の表は、CSで先発の候補となる5人の投手のヤクルト、阪神、巨人に対する防御率をまとめたものだ。



今永昇太と大貫晋一の左右のエースは対巨人、対阪神いずれが対戦相手となった場合でも期待できそうだ。この2人がファーストステージに先発することはまず間違いないだろう。


そして、阪神が相手となった場合には、対戦成績の良い石田健大と濵口遥大は使いたい。ただし、昨日好投した石田健大は今日抹消されたので、登録は10月10日つまりファーストステージ第3戦以降にのみ可能となる。


そして、濵口遥大はヤクルトに対してもかなり相性が良いので、可能であれば温存してファイナルステージの初戦を彼に任せたい。


あれこれ考えて見ると、やはり、ファーストステージの初戦に今永昇太、第2戦に大貫晋一を先発させると言うのが妥当な戦術と思われる。


そして、第3戦までもつれた時には石田健大を先発起用し、彼が早い回で失点した場合には第二先発を投入する。それは恐らく、相手が巨人の場合にはガゼルマン、阪神の場合には濵口遥大と言うことになるだろう。




運良くファーストステージを突破できた場合、阪神相手に第3戦で石田健大が早い回に降板してハマちゃんを投入して逆転勝ちしたケースを除き、ファイナルステージの初戦(10月12日)は濵口遥大が先発となる。そして、第2戦には、ヤクルトに対して4試合先発して防御率2.25の上茶谷あたりが抜擢されるだろう。


第3戦は10月14日なので中5日で今永昇太が先発可能となり、第4戦には大貫晋一と言うことになる。


こうして見ると、やはりファーストステージからCSを勝ち上がるのは容易ではない。


2017年に3位から日本シリーズまで勝ち上がったのは、ラミレス監督の策と選手たちの頑張りに加えて、やはり運にも恵まれたのだろう。


しかし、今年のベイスターズがCSで運に恵まれないなんて誰も決めた訳じゃない。


ここは一つ楽観的になってハラハラしながら応援することを楽しもう。