mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

ブルペンデーの難しさを思い知らされた敗戦 しかし交流戦優勝はほぼ確実に




ベイスターズにとっての交流戦最後の試合となる今日、勝つか引き分けで交流戦優勝が決まる。


先週のファームでの調整登板で打ち込まれた平良拳太郎の先発を見合わせ、三浦監督の選んだ戦術は中継ぎに回った上茶谷大河の先発から始まるブルペンデー。


明日から3日間試合がないので、理論的には良い作戦なのだが、実際には中々難しいというのが試合を見て感じたことだ。


結果から言うと、8人の投手がマウンドに上がり、そのうち2人は一死も取れずに失点し、しかもそれぞれ無死満塁、無死一、三塁の走者を残して降板した。


最後は延長戦に入ってクローザーが一発を被弾し、1点差での敗戦。しかし、この1点差での敗戦というのが微妙なところで、得失点率差(TQB)でソフトバンクをわずかに上回り首位をキープ。


ベイスターズを上回る可能性が唯一残されているのは雨天中止で2試合を残している楽天だが、連勝して初めて11勝7敗でベイスターズと並ぶことになり、しかも、TQBで上回るためには2試合で30点の差をつけて大勝しなくてはならない。


楽天はここまでの交流戦16試合で合計63得点しか挙げておらず、残り2試合でその半分を得点し、しかも相手チームをほぼ完封するというのは不可能ではないが、非常に難しい。


つまり、ベイスターズの交流戦初優勝はほぼ決まったと言って良いだろう。


それにしても、このモヤっとした感じの決着はある意味いかにもベイスターズらしいようにも思う。




6月19日 横浜スタジアム


ベイスターズ 3 - 4 ファイターズ


勝 田中正義 2勝1敗11S
負 山﨑康晃 0勝4敗16S
S 玉井大翔 0勝2敗2S


本塁打 ハンソン3号(5回表ソロ)、万波中正13号(10回表ソロ)


先発の上茶谷大河は4回を被安打3、奪三振5、与四球1、無失点で三塁を踏ませない最高のピッチングを見せてくれた。与えられた場所でベストを尽くす、まさに彼の真骨頂を見たように思う。


ローテーションピッチャー、セットアッパー、クローザーのような明確な役割のあるポジションではないが、オールラウンダーとして彼はこれからますますチームに欠かせない投手になっていくことだろう。


DeNAには彼の価値を適正に評価して欲しいし、上茶谷自身も必要な存在であることを意気に感じてさらに頑張って欲しい。



試合が動いたのは5回表、2番手の三嶋一輝が先頭のハンソンに先制ソロを打たれると、その後、味方のエラーもあり無死満塁のピンチを作って降板。


しかし、この難しい場面を任された森原康平が素晴らしかった。キレのあるストレートとフォークで打者を圧倒した。


まず清宮選手をセカンドライナーでゲッツーとし、続く松本選手を低めのストレートで見逃し三振。見事な火消しだった。彼もこれからさらに痺れる場面で起用されることだろう。



ベイスターズ打線は、6回裏二死満塁のチャンスに大和選手がやや甘く入ったストレートをセンター返しで1-1の同点に追いつく。


さらに7回裏にも無死満塁で佐野恵太がセンターへのタイムリーヒットで2点を加え、3-1と逆転に成功した。



このまま逃げ切って交流戦優勝を決めるかと思われたが、そうは問屋が卸さない。


逆転した直後の8回表、マウンドに上がったセットアッパーの伊勢大夢は先頭の松本選手にヒットを打たれると、その後フォアボールを続けて無死満塁となる。そこでマルティネス選手に2点タイムリー同点ヒットを打たれて3-3の同点に追いつかれた。


しかし、ここでも無死一、三塁のピンチに登板したエスコバーが素晴らしい投球を見せ、内野フライ2つと三振で追加点は許さなかった。


最後の細川選手の5球目は左バッターの内角一杯に決まる豪速球で空振り三振。エスコバーはマウンド上で自分の胸を叩き何事かを叫んでいたが、今シーズン思うような働きができなかったことの悔しさを晴らすような出来栄えだった。


エスコバーは回を跨いで9回もあっさりと三者凡退に打ちとった。これはもう、復活と見て良いのではないか。




ベイスターズ打線は8回裏に二死満塁のチャンスを掴んだが佐野恵太が初球を打ち上げてしまいキャッチャーフライに倒れた。


打線に関しては、今日の試合で期するものがあり過ぎ、力みを感じるシーンが目立った。この辺りは、これからリーグ戦の天王山、そしてポストシーズンに向けての課題だろう。


ゲームは3-3のまま延長戦に入ったが、10回表に登板した山﨑康晃が4番の万波中正にソロホームランを打たれ、これが決勝点となって3-4での敗戦となった。


試合後、ツーシームがゾーンに残ってしまったところを打たれた、と山﨑自身が語っていたが、やはり落ちないツーシームは怖いということを痛感させられる。



冒頭にも書いたが、交流戦優勝はほぼ確実になったとは言え、どうもスッキリしない終わり方である。


しかし、今後のことを考えると、今日勝って文句なしの交流戦優勝を決め、試合後にはハマスタでセレモニーを行って騒ぐ、というよりも反省点と課題を認識し、気を引き締めて金曜日から再開されるリーグ戦に臨む方が良かったかも知れない。


そう、これで良かったのだ。


こういう言葉もあるではないですか。


“勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る”


徳川家康