mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

牧軍団と宮﨑が佐々木朗希を攻略して交流戦単独首位 初の優勝へ





6月18日 交流戦も残すところあと二試合となり、優勝のためには是非とも勝っておきたい一戦。しかし、そこには最大の壁、佐々木朗希投手が立ちはだかっていた。


一方、ベイスターズの戦略は牧秀悟のそっくりさんを集めて撹乱するというもの。


うーん、本当にそれで大丈夫なのだろうか?



【スタメンと試合展開】


このところ、スタメンは2番とショート以外はほぼ固定だが、今日は2番に楠本、ショートには久しぶりの起用となった京田陽太。


1番 関根大気(センター)

2番 楠本泰史(ライト)

3番 佐野恵太(レフト)

4番 牧秀悟(セカンド)

5番 宮﨑敏郎(サード)

6番 N. ソト(ファースト)

7番 戸柱恭孝(キャッチャー)

8番 京田陽太(ショート)

9番 石田健大(ピッチャー)


先発は好投しながらも久しく勝ちのついていない石田健大。


石田は初回、高めに抜けるボールが目立ち、先頭の岡大海選手を歩かせるなどい一死二、三塁のピンチを招くが、4番山口選手をサードゴロに打ちとりサードランナーがホームでアウトになるなど、何とか無失点で凌いだ。


その後、4回先頭の中村奨吾選手に甘く入ったストレートを狙い撃ちされて、レフトスタンドにギリギリ飛び込むライナーのホームランを打たれて1点を失ったが、5回1点で降板した。


許したヒットは結局このホームラン一本で、通常の試合であれば当然6回以降も続投という内容だったが、交流戦優勝を目指す三浦監督が佐々木投手攻略のため、5回裏に早めの仕掛けで石田の打席で代打オースティンという切り札をきったために早めの交代となった。


打線の方は3回まで、相性の良い牧秀悟がフェンス直撃のツーベースを放った以外は佐々木投手に付け入る隙を見出せなかったが、4回表に中村選手のソロで先制された直後、何とかしてくれる関根大気が先頭打者で四球を選んだ。


その後、二死三塁までアウトカウントともに走者が進み、バッターは再び好調の牧秀悟。今思えば、ここで彼の打順が回って来るというのはベイスターズにツキがあったということか。


牧は0-2と簡単に追い込まれてからフォークボールが真ん中に入ったのを見逃さず詰まりながらも引っ張ってレフト前に落とした。これで1-1となって試合を振り出しに戻した。



その後、6回表は2番手森原康平が三者凡退に抑えて攻撃のリズムを作ると、その裏、再び関根大気が今度は佐々木朗希の真ん中のストレートを鋭く打ち返すヒットで出塁。


二死二塁となったところで、またまた牧秀悟。


牧は初球の甘く入ったスライダーを振り抜いて前進守備の左中間を深々と破る逆転タイムリースリーベースヒット。



さらに、二死三塁で5番宮﨑敏郎が初球の158キロのアウトコースのストレートをコンパクトに右方向におっつけてライナー性のホームランをライトポール際に打ち込んだ。


今シーズン佐々木投手が初めて打たれたホームランはパリーグの打者ではなく、我らが誇る宮﨑敏郎のツーランホームランだった。



佐々木朗希は6回、被安打6、失点4で降板。


難攻不落と思われた佐々木投手の攻略に成功し、4-1となって試合を優位に進めるようになった。


さらに8回裏にも、ロッテの3番手東妻投手(ベイスターズの東妻純平捕手のお兄さん)から佐野、牧の連打で一死二、三塁のチャンスを作り、代走さんから守備についていた神里和毅が低めの変化球をうまく掬い上げて前進守備の右中間を破る2点タイムリースリーベース。


これで6-1として勝利を確実なものとした。



森原投手以降の継投は、ウェンデルケン、伊勢大夢、山﨑康晃で相手の反撃を無失点に抑えてゲームセット。


終わってみれば、文句のないナイスゲームで快勝し、読売が楽天に敗れたため交流戦単独首位に浮上した。


試合後のヒーローインタビューでは、今シーズン初勝利の2番手森原康平、決定的なツーランを放った宮﨑敏郎と4安打の固め打ちの大活躍で佐々木朗希キラーとなった牧秀悟がお立ち台に上がった。


これに加えて、牧軍団の方々も集まって、最後は牧集合。面白い企画だと思っていたが、本人の大活躍で難敵を倒し勝利を掴んだことで一層記憶に残る良いイベントになった。



【日本以外全部沈没で阪神とのゲーム差は2、明日勝てば交流戦優勝】


今日の交流戦はベイスターズ以外の全てのセリーグチームが敗れたため、リーグ戦の順位表は大変美味しい結果となった。


交流戦はこういうことがあるのが面白い。私は、この事象が起きると、以前公開された映画、日本以外全部沈没を思い出す。



もちろん、逆にベイスターズだけが負けることもあり、この場合は普通に日本沈没ということになるのだろうが、不思議とこちらについては映画のことは思い出さない。


これで、首位阪神とのゲーム差は2となり、交流戦に入った時のゲーム差6からだいぶ縮めることができた。


明日勝つことができれば、ゲーム差1.5で金曜日からの首位攻防戦を迎えることができる。


このところリリーフ陣が打ち込まれて逆転負けすることが目立つタイガースだが、投手力には定評のあるチームなので、交流戦後のブレイク期間中に立て直しを図るだろう。


対するベイスターズは、今永昇太、トレバー・バウアー、東克樹を投入できる体制で、打線も好調。面白い勝負になるはずだ。


しかし、まずは明日の試合。雨天ノーゲームとなった日本ハム戦の再試合を全力で勝ちに行くことが先決だ。


先発は久しぶりの上茶谷大河だが、これは恐らく通常の意味での先発ではなく、ブルペンデーと言う意味合いが強いと思う。


先週ファームで調整登板した平良拳太郎が炎上していたための苦肉の策だとは思うが、この試合の後3日間は休みになることを考えると、潤沢にリリーフ投手たちを注ぎ込めるのでうまく嵌る可能性も高い。


例えば、上茶谷(3回)、入江(2回)、三嶋(1回)、エスコバー(1回)、伊勢(1回)、山﨑(1回)という継投が考えられる。三嶋かエスコバーのところをウェンデルケンでも良いかも知れない。


こういう日があっても良いだろう。


明日に限っては、長いシーズンを通じた最適な運用、とかは一旦忘れ、短期決戦と思って戦って欲しい。


頑張れ上茶谷、負けんなよ。