mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

リーグ戦再開 特別な試合だからこそ特別な気持ちで臨んではいけない





初優勝を成し遂げた交流戦が終わってはや三日、明日の金曜日からリーグ戦が再開される。


しかも、いきなり阪神との首位攻防となる3連戦だ。


大事な試合を前にして、今日は様々なニュースがスポーツ紙やインターネット上で踊った。



【牧秀悟が交流戦優秀選手賞】


昨日の記事でも、優勝チームにこだわらずにMVPを決めるなら岡本和真だろうと書いたが、やはりTQB差のアドバンテージは重視されなかったようで、同率首位となる11勝7敗で終えたジャイアンツからMVPが選ばれた。


打撃部門の二冠であり、順当な選択だったと思う。


岡本選手、おめでとうございます。


ベイスターズからは、全試合で4番を務め、打率 .380(3位)、本塁打2本、打点13(8位)という好成績を残した牧秀悟がホークスの近藤健介選手とともに優秀選手賞に輝いた。


受賞の談話としては、次のようなコメントが伝えられている。


”まずはチームが交流戦初優勝できたことがすごく嬉しいですし、その中で優秀選手を受賞できて、すごく嬉しいなと思います”


”(最も印象深い出来事は)佐々木朗希投手から、チーム全体で「負けたら優勝はない」という試合で勝てたこと”


経験を力に変えることに優れる牧選手は、今回の交流戦での経験も糧として、後半戦では大暴れしてくれることだろう。



やや意外だったのは、投手から一人も選ばれなかったことだ。勝利数3でトップとなった投手が複数いるなど、やや決め手に欠いたということはあったかも知れない。


トレバー・バウアーは勝利数(3)、完投数(1)、奪三振(31)でトップだったが届かなかった。


まさか、交流戦期間中のUSA Todayでの報道をみてNPBサイドが忖度したなどと言うことはなかったと思いたい。



【故障離脱した選手たちの近況】


交流戦期間中の14日にふくらはぎの肉離れで離脱した桑原将志と足指の骨折で抹消された林琢真は二人とも軽傷だったようで、横須賀の2軍施設Dockで練習を再開していることが数日前に報道されていた。


桑原選手は今日の一軍の練習に参加し、ベースランニングや打撃練習なども行い元気な姿を見せていた。


三浦監督は、実際に動きを見てチェックしたかった、と言っていたが、明日23日のファームの試合で実戦復帰する予定なので、そこで問題がなければ今週末の阪神戦のどこか、あるいは週明けの広島戦で一軍に合流することになると予想する。



20日登録抹消となったタイラー・オースティンは、その後、右肩肩鎖筋の捻挫が理由であることが発表された。


交流戦中のヘッドスライディングの際に痛め、その後経過を見ながら打席には入っていたが、この機会に抹消してしっかり治すことにしたとのこと。


交流戦の試合を見返してみると、6月3日の西武戦でヒットを打った際にセカンドにヘッドスライディングしており、その後、立ち上がってしばらく両手を膝について立ち止まっているシーンがあった。この時に痛めたのだろうか?


軽度から中等症の捻挫の場合、怪我をした直後よりも日数を経て痛みが強くなることがよくあるようなので、そうした経過を辿ったのかも知れないし、その後のプレーでダメを押した可能性もある。


いずれにしても彼が守備についたのはこの試合が最後で、それ以降は打者としての出場に限定されていることから、このタイミングだったのではないかと思う。



よく言われるように、捻挫は(手術を要するような重度のものは除いて)2週間と言うのが目安になると思うので、そろそろ回復しつつあるのだろう。


今日は彼もファーム施設で守備も含めて練習を行なっていたので、リハビリ組とは言ってもそれほど時間のかかるものではないように思う。


外国人選手の枠から考えると、おそらく27日〜30日の広島戦のどこかでガゼルマン投手を先発起用することになり、そのためには枠を一つ開けておかなくてはならない。


例えば、ガゼルマンが29日に投げて30日に抹消となり、オースティン選手が最速で再登録可能となるその日の中日戦に守備にもつける状態で復帰してくれれば言うことがない。



【特別な試合を前にした今永先生】


冒頭にも書いたように、明日からは首位阪神との3連戦だ。


現在2位につけているベイスターズとのゲーム差は2.5。この時期にゲーム差を云々しても仕方ないが、リーグ戦再開直後のスタートダッシュで勢いをつけると言う意味では非常に重要な試合であることは間違いない。


予想される先発投手のマッチアップは以下の通り。


第1戦 今永昇太 ー ビーズリー


第2戦 東克樹 ー 伊藤将司


第3戦 T. バウアー ー 才木浩人


昨シーズンから阪神戦で優位を保っているホーム横浜スタジアムでの試合ということもあり、我々ファンの応援を味方につけて戦って欲しい。


ただし、昨年のヤクルトとの首位攻防戦で三連敗した時、あるいは交流戦最終戦で日本ハムに逆転負けした時のように、気負いすぎて力が出せなくなるようなことがあってはならない。


昨日の記事でも取り上げた遠藤メンタルスキルコーチの指導のもと、チーム全員でお互いに


”あなたらしさー”


と叫びつつ自分自身を失わない冷静さを保って戦って欲しい。


久しぶりに哲学者に戻った今永先生のお言葉。


”自分の性格上、やってやろうと意気込んだときには、なかなかいい結果が付いてこない。


特別な試合だからこそ特別な気持ちで臨んではいけないなと感じているので、明日も普通通り生活して、普通通り投げるというのが一番”


その通り。明日も普通に目玉チャーハンを食べて試合に臨んでください。