mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

リーグ戦再開後3勝3敗 原点に戻ってまた勝ち始めよう




昨日の対カープ第3戦はチームとしての勢いの差が出た試合だったと思う。


この三連戦、拮抗した状態で始まったが、初戦の終盤、回またぎの上茶谷大河が菊池に許した大きなバウンドでサード頭上を超えるアンラッキーなヒットからの決勝点で流れがカープに傾き始めた。


そして、第二戦の同点の場面で石田健大が森下投手に打たれたスリーランでその流れは明確なものとなったと思う。


第三戦は今季初先発となった野村祐輔に中盤まで無得点に抑えられ、ようやく追いついた直後にエスコバーが失点して勝負あり。


三浦監督もコメントしていたが、得点した直後に失点するケースが多く、リードしたまま次のイニングに進んだことが一度もなかった。


簡単に言えば、カープの状態が上向きで、アウェーのマツダスタジアム、裏と言われる先発ローテーション、最も頼りになる宮﨑敏郎を脚の違和感で欠く打線、不安定なブルペンでは勝機がなかった。


ところで、せっかく阪神戦に3連勝したのに、カープに3連敗していたら意味がない、という声もあるようだが、本当にそうだろうか?


仮に、阪神に3連敗してカープに3連勝したとすると、首位との差は4.5ゲームとなり、交流戦でゲーム差6から2.5まで縮めたことがフイになってしまうところだ。


この場合は、再び阪神独走のムードが高まっていたことだろう。


こう考えると、まずは阪神戦に今永昇太、東克樹、トレバー・バウアーをぶつけて3勝したのは、やはり正解だったと思えてくる。


広島で一勝でもできていれば作戦成功というところだったが、上述した要因を考えると、スイープされたことは受け入れるしかない。


これで良かった、とまでは言わないものの、決して悲観すべき状況ではない。


交流戦終了後、再開されたリーグ戦でAクラスの2チームと対戦して3勝3敗のイーブンなのだ。


しかし3連敗はショックだ、と言う方があるかも知れないが、上に書いた通り、3勝3敗の様々なバリエーションの中では、阪神に3勝(広島に3敗)している現実は最も好ましいものと言って良い。


マスコミの報道やインターネット上のコメントではベイスターズの今後について急に悲観的な内容のものが増えたが、それらは皆、気分的なものであり、読み飛ばしておいた方が良い。


大事なのはここからだ。



今日(6月30日)からは横浜スタジアムでポケモンとコラボレーションのカードが始まる。


対戦相手は中日で下位のチームではあるが、投手力が高く、ついに目覚めた大砲の細川成也もおり、侮れない相手だ。


簡単に3連勝などとは言えないが、まずは好投手の小笠原慎之介を打ち崩して打線に勢いをつけることが肝要だろう。


飛翔癖のある今永昇太は細川成也に恩返しのホームランを打たせないように丁寧なピッチングを心がけてもらいたい。



第二戦はバウアーの予定だが、雨の予報であり、試合の開催が危ぶまれる。中止の場合はスライドせず週明けのヤクルト戦に登板させるだろう。


表と裏のローテーション間のバランスを考えると、それも良いかも知れない。


第三戦は東克樹。恐らく、現状ではチーム内で最も安定した先発投手だろう。


元々投球術にも優れた投手だったが、トミージョン手術後にパワーピッチャー志望を封印したことで、投手としての完成度が高まったように思う。



この三連戦ではリードした状態で終盤を迎え、広島で一度も出番のなかったウェンデルケン、伊勢大夢、山﨑康晃を起用して勝ち切る展開に持って行きたい。


先発投手の力を考えれば、十分に可能性のあることだと思う。


打線では、脚に違和感のでた宮﨑敏郎の状態が改善してスタメン出場できるかどうか、そして肩の筋肉の捻挫で離脱しているタイラー・オースティンの最短での再登録(6/30から可能)があるかどうかが注目すべき点だ。



あまり目立ってはいないが、ここ12打席ノーヒットの関根大気の復調にも期待したい。


桑原将志が復帰した今、走者のいる場面で活きる関根を2番に起用して打順を入れ替えることも考えるべきと思う。


捕手は、先発との組み合わせで言えば、戸柱恭孝、伊藤光、山本祐大の順になるのだろう。


戸柱は広島であまり良いところがなく、配球もひょっとしたら読まれているのではないかと感じたが、本人が子供の頃から大好きだと言うポケモンのヘルメットを被って心機一転、頑張って欲しい。