mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

2024年版ベイスターズ 固まったところと固まっていないところ





昨日の試合では抑え候補の一人である森原康平投手がファイターズのマルティネス選手に逆転スリーランを打たれ、衝撃のサヨナラ負けを喫した。


これがシーズン中だったら夜の街を彷徨い歩いてウィスキーの染み込んだスポンジのようになるところだった。


でも大丈夫。オープン戦だから別に気にしないもんね。


いつものようにジムで運動して、ちゃんと歯を磨いて大人しく寝ました。



さて、楽しかった(というか、気楽に観ていられた)オープン戦も残すところあと二試合。


今日の先発はローテーションの柱の一人になって欲しい平良拳太郎投手。


結果から言うと、6回、84球、被安打3、奪三振3、与四球2、失点0で十分に先発で試合を作る力量があることを示してくれました。


生命線の外角のボールの出し入れに関しては精度をもう一段階上げられるように感じたが、本人も試合後に言っていたようにまずまずゾーン内で勝負することができていた。



少し気になったのは、4回裏の万波選手、6回裏の野村選手に粘られてフォアボールを出した際、打者余裕を持ってカットされ、決め手に欠けていたように見えたこと。


良い時の平良投手はストレートで空振りがとれるのだが、未だそこまでの球威ではなかったと思う。


しかし、まだ3月だ。これからどんどん上げていってくれることだろう。


ファイターズ先発の加藤貴之投手の絶妙なコントロールに手を焼いたベイスターズ打線はチーム全体でヒット4本と大人しかったが、そのうち2本の安打を放った度会隆輝選手がこの試合両チームを通じて唯一の得点となるタイムリーツーベースで試合を決めてくれた。


0-0でむかえた6回表の攻撃。


ファイターズ2番手の左腕、福田投手の代わりばな先頭の林琢真選手が四球を選んで出塁すると、本番モードでDHを使わず打席に立たせた平良拳太郎のバントで一死二塁とランナーを進める。


打順は1番に還って度会隆起が打席に入ると、福田投手の投じた初球、高めのスライダーがやや真ん中寄りに甘く入ったところを見逃さず引っ張った。



やや詰まっていたように見えたが、思い切り振り抜いた打球はライトフェンスに当たるツーベースヒット。林はセカンドから悠々ホームインすることができた。


ジャストミートしていれば文句なしにスタンドインしていた角度だったと思う。


これで度会選手のオープン戦打率は.417。明日フル出場すれば規定打席に達してオープン戦首位打者の可能性も出てきた。


度会選手が打つことが普通になりつつあるが、それでも、ここぞと言うところでの期待を上回る活躍にはやはり何度でも驚かされる。これがスター性のある選手というやつなのだろう。


今日の度会選手は守備でも貢献した。


ライト前に落ちそうなライナーをスライディングキャッチしてすぐさまセカンドに矢のような送球。


ランナーが素早く帰塁したためアウトとはならなかったが、センスを感じさせるプレイだった。


昨日の試合でもホームへの素晴らしい送球を見せていたし、強肩と脚力を生かした彼の守備は華がある。


外野手として重要なフライの打球判断は時々危なっかしいところがあるが、そこは経験を積めば改善されるだろう。


試合の方はその後、平良拳太郎のあとを継いだローワン・ウィック、伊勢大夢、山﨑康晃がいずれもヒットを一本ずつ打たれはしたものの、危なげなく抑え、完封リレーで1-0のまま勝利した。


ところで昨日と今日の試合を観ていて思ったのだが、今年のベイスターズの布陣はかなり固まってきたようだ。


しかし、それでも未だかなり大事な部分が流動的だ。


簡単に整理してみよう。



【固まったところ】


野手に関しては、


1番ライト 度会隆輝

2番ファースト タイラー・オースティン

3番レフト 佐野恵太

4番セカンド 牧秀悟

5番サード 宮﨑敏郎

8番(または7番)キャッチャー 山本祐大・伊藤光・松尾汐恩(併用)


と言ったところはほぼ決まったと見て良いだろう(今日のように宮﨑の休養日はオースティンを5番に入れて俊足の打者(ショートまたはセンター)が2番に入ると言ったバリエーションはあるだろうが)。


また、先発ローテーションのうちいわゆる表の方は、


東克樹

平良拳太郎

大貫晋一


で決まっており、裏ローテの頭がアンドレ・ジャクソンというのもほぼ間違いないと見てよい。



勝ちパターンのリリーフ陣は、


ジェフリー・ウェンデルケン

ローワン・ウィック

伊勢大夢

山﨑康晃


までは確定(セットアッパーかクローザーかは別として)。


その前の出番になるのが、


上茶谷大河

石川達也(現状ほぼ唯一の左のリリーバー)

松本凌大 and/or 徳山壮磨


というところもほぼ決まった。


ここまでで、チームの骨格はほぼ見てきていると言って良いが、大事なところが未だ決まらずに残っている。



【未だ固まっていないところ】


昨年のタイガースのようにセンターラインが固定されているのが強いチームの大事な要件と言われているが、今年のベイスターズは(去年もそうだったが)ショートとセンターが固まっていない。


センターはオープン戦打率.286、本塁打2、盗塁2で守備も破綻せず肩が良くて足も速い梶原昴希を使って欲しいと私は思っているが、さて、三浦さんはどう判断するだろうか?


桑原将志が今日の試合でもセンター前のポテンヒットになりそうな打球を前進してギリギリ捕球したところを見ると、守備に関しては三浦さんが彼を頼りにしそうな気もするが、ただ、送球の弱さは時として致命的であることも忘れてはいけない(昨日の試合での中継プレーのように)。


そして、関根大気のセンターはちょっと怖い気がする、と言うのは恐らく私だけではないだろう。


ショートについては、つい数日前まで石上泰輝が開幕スタメンで決まり、と思っていたのだが彼のバッティングに少し迷いが出てきているように感じる。



昨年の実績を考えて林琢真でスタートすると言う判断もあり得るだろう。


そして、ファームでは怪我の癒えた森敬斗が楽天田中将大投手から特大のホームランを打つなど復調の兆しを見せている。


この時点で2軍にいる森選手を開幕からスタメンで使うと言うことはまず考えられないが、数ヶ月先に好調であれば1軍に呼び寄せる可能性はかなりあるように思う。


もし、今日の試合がオープン戦の最後だったとしたら、ショートとセンターは見切り発車ということにならざるを得ない。


しかし、明日の試合が未だ残されている。


梶原昴希と石上泰輝は首脳陣が納得する形で開幕戦に起用することのできるような結果を出すことができるだろうか?


注目してみたい。


そして、先発ローテーションでは、5番手、6番手を


アンソニー・ケイ

中川颯

石田健大

濵口遥大

小園健太

森唯斗


が競う形となっている。


ここまでの起用法を見ると、開幕後2番目のカードとなる京セラドームでの阪神戦は、ジャクソン投手に続いて、中川颯、アンソニー・ケイで行くことになりそうだ。


そして残りの投手たちは三浦さん言うところの第二先発と言うことで、ビハインドロングと言うような後ろ向きの形ではなく、リスク管理という観点から先発を早めに下ろして長いイニングを投げられるこれらの選手を投入すると言う戦術を本気で考えているように思う。


裏ローテの投手たちの出番の一週前つまり3月26日〜28日は1軍の試合が組まれていないが、イースタンリーグの対オイシックス三連戦が新潟で行われる。


ここで先発する3人の投手がそのまま翌週の阪神戦に回ることになるのだろう(もちろん、問題がなければ、と言うのが前提となるが)。その意味で火曜日からのファームの試合も要注目だ。


そして、肝心なところが未だ決まっていない。


抑え投手だ。


昨年の実績から考えて森原康平が本命と思っていたが、昨日の試合で9回裏、一死も取れずに逆転サヨナラスリーランを喫したのはいかにも印象が悪い。


そして、この結果が「運が悪かったせい」とは言いにくいのがまた悩ましい。


良い時の森原のストレートは空振りがとれるのだが、こうした威力のあるストレートがほとんどみられない。


この状態でクローザーを任せてメンタルにも重大な影響を及ぼすような敗戦を味わう事態は避けるべきだろう。


私は彼を一旦ファームに下げ、本人が納得できるストレートを取り戻すまで再調整させるべきだと思う。


そしてクローザーは、やはり、圧倒的な経験値を持つ山﨑康晃に任せるべきだと考えている。


変化球主体となり投球スタイルが大きく変わったと言われる今年の山﨑投手だが、今日の試合でも低めの両コーナーにズバッと決めるストレートも見せていたのでそこが衰えたと言うわけでもないのだろう。



やはり本当の武器はストレートで、それを最も有効に使うための配球を大きく変更したと言うことなのだと思う。


恐らくは今年チーフに就任した大原投手コーチのアナリストとしての分析に基づくモデルチェンジなので、それなりにデータの裏付けがあっての選択であるはずだ。


それが有効に機能するのかどうか、見てみたい気持ちもある。


もし明日の試合で9回裏がセーブシチュエーションとなった場合、山﨑康晃で連投の試行をするのか、森原康平にリベンジのチャンスを与えるのか、あるいはウェンデルケンもしくは伊勢大夢と言う第三のオプションを試すのか、非常に興味深い問題となる。


これから開幕までの一週間、考えるべきことはまだまだあるようだ。