オープン戦の成績まとめと開幕時の一軍メンバー(野手編)
昨日でオープン戦は終了し、チームは25日の開幕に向けて最終調整を行なっているところだと思う。
今日のイースタンリーグ日本ハム戦では、3月29日中日戦の先発が予想されるフェルナンド・ロメロ投手が先発して6回79球、被安打3、与四死球3、奪三振4、失点0と順調に仕上げてきている。
ただし、試合の方は、打者に転向した勝又選手の2試合連続となるツーランホームランで4-2とリードしていたが、味方のエラーもあり最終回に3点を奪われて逆転サヨナラ負けを喫した。
7回からロメロ投手の後を引き継いだピープルズ投手は被安打3、与四球3で5失点。ただし、いずれの失点もエラーがらみで気の毒なところもあった。
さて、開幕時の陣容を予想するために、まずは、オープン戦の野手の成績をまとめてみよう。
まずは捕手。
戸柱選手は昨年後半の打撃開眼風の好調がやはりたまたまではなかったようで、「打てる捕手」と呼んでも良い位の打撃成績を残している。守備面でも確かなフレーミングや壁機能など信頼感がある。正捕手とまでは言わないまでも、当面は彼を中心に考えて良いように思う。
戸柱選手に続くのが故障明けではあるものの、ベテランらしい活躍を見せた伊藤光選手。
彼も2本目の柱として序盤の捕手陣を支える立場になると思う。
3番手は山本選手ということになるだろうが、如何せん昨シーズンから課題だったバッティングが相変わらず低調だ。
消去法で少しマシな嶺井選手ということもあるかも知れないが、今日のファームの試合でロメロ投手とバッテリーを組んだのは山本選手だった。
ローテーションの一角を占めることの確実なロメロ投手との相性、そして若手捕手の育成という意味で山本選手が一軍に残ることになるだろうと思う。
次に、内野手はセカンド牧、サード宮﨑は打撃絶好調。昨シーズンの実績を考えてもこの二人はレギュラー確定だ。
ショートについては、現時点で守備力が最も高くバッティングが向上した柴田選手が当面のレギュラーになるものと予想される。
ファーストはソト選手次第なのだが、結局札幌遠征では出場せず、今日のファームの試合にも参加しなかったので、開幕戦はベンチスタートだろう。そうなると、好調の知野選手がファーストで開幕スタメンという可能性が高い。
大和選手と倉本選手はいずれもショート、セカンド、場合によってはファーストのバックアップとしてベンチ入りするだろう。柴田選手の課題である対左投手の打撃で結果が出ないようだと、相手の先発によってはショートスタメンという可能性もある。
外野手については、守備を考えると桑原選手は外せない。彼はオープン戦最後の日本ハム3連戦ではホームランを含む連続試合安打を放っており、打撃も復調傾向にあると思う。
肉離れが完治してオープン戦終盤で実践経験も積むことのできた佐野選手も間違いなく開幕時のスタメンに名前を連ねるだろう。ただし、ソト選手が不在の場合、昨日の試合のようにファーストに入る可能性が高いと思う。
オースティン選手もオープン戦最後の6試合では出場しておらず、開幕には間に合わない公算が高い。彼もベンチスタートと思った方が良さそうだ。うまくすれば代打での出場があるかも知れない。
こうなると、OPS1.143と打撃絶好調の楠本選手は外すことができない。
オースティン選手に代わって開幕戦ではスタメンでライトの守備に入ることになるだろう。
一応これで外野手3名が揃うことになるのだが、ソト選手が開幕不在で佐野選手がファーストに入ることになると、いまだに粗さはあるもののオープン戦で本塁打2本を放ち長打力を見せつけた細川選手が7番レフトあたりでスタメン出場することになるように思う。
彼らと違って打撃絶不調の大田選手と神里選手の二人は実績と守備力ということで当面は1軍に残ることになると思う。しかし、明日のブログで書くつもりなのだが、投手の1軍枠14人は既に一杯で、クリスキー投手が一軍に合流する時点(おそらく4月後半か)では誰かをファームに落とす余裕もそのための明確な根拠もない。
そこで、投手の枠を15人に広げて外野手を一人減らすということは十分に考えられる。
そうなると、一番ありそうなシナリオは不調の大田選手か神里選手のどちらかをファームで再調整させるということだと思う。
以上をまとめると、私の予想は次のようなものとなる。
① 捕手3人
戸柱、伊藤光、山本
② 内野手7人
レギュラー
ソト(ただし、開幕時はベンチ)、牧、宮﨑、柴田
サブ
知野、大和、倉本
③ 外野手7人
レギュラー
オースティン(ただし、開幕時はベンチ)、桑原、佐野(ファーストの可能性あり)
サブ
楠本、細川、神里、大田
開幕戦の打順については、次のように予想してみた。
1. 桑原(CF)
2. 柴田(SS)
3. 楠本(RF)
4. 牧(2B)
5. 宮﨑(3B)
6. 佐野(1B)
7. 細川(LF)
8. 戸柱(C)
9. 東(P)
可能性としては、佐野2番、細川を6番に上げて柴田を7番ということも考えられるが、三浦監督の好みとしては、走塁のうまい(足が速いとは言っていない)柴田を2番に置きたいだろうと思う。
このシーズンオフの間、就寝時に守備位置と打順を考えることが習慣になっていたが、それもそろそろ終わりだ。これからは本当の真剣勝負が始まることになる。
“始めなきゃ、始まらない” 八村塁
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