mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

今週の展望 そろそろ本気で横浜反撃



序盤戦はなかなか主力選手が揃わず・・・というのが最近のベイスターズの枕詞のようになっているが、もはや序盤戦とは言えないほどシーズンも進んできた。


そろそろ横浜反撃を本気で始めないと、優勝はおろかAクラス入りも難しくなる。


まあボチボチやれば良いんですけどね。
今週も現有戦力を活用してどんな戦いができるか考えてみよう。




先ほど、田中俊太選手と山本祐大選手の登録抹消が公示された。


田中俊太選手は今月7日に昇格したがあまり出番に恵まれたとは言えなかった。


佐野選手やソト選手が試合後半に出塁した際に代走として出場し、そのまま守備につくという形が多かった。しかし、好調の外野手達の枠を確保するためには、これだけの用途で彼を1軍に置いておくのは合理的では無いという判断なのだろう。


大和選手が昨夜の試合でベンチ外だったが、離脱しなくてすみそうだという判断があって田中選手の登録を抹消したという事情もあったかと思う。


大和選手は、阪神戦で盗塁を企図してセカンドに滑り込んでくる熊谷選手のヘルメットにグラブでタッチしてアウトをとった際に左手首を痛めていたが、1軍に帯同しつつ治すことができるという診断だったと思われる。


山本祐大捕手はこのところほとんど出番がなかった。打撃でアピールできるというタイプではない上に、バッテリーを組んでいたロメロ投手がファームで調整することになったためだ。


山本選手自身まだ成長過程にある若い捕手なので、本来はもう少し早めに抹消してイースタンリーグの試合に出た方が良かったと思うのだが、故障とコロナで長期離脱していた伊藤光捕手の復帰準備が整うのを待っていたのだろう。


代わって1軍に上がるのは誰だろうか?


まず、山本祐大選手の代わりは伊藤光捕手で間違いないだろう。
彼は6月17日のイースタンリーグ西武戦でスタメンマスクを被りフル出場した。打撃でも5打数5安打と絶好調で、一軍の試合が甲子園遠征でなければそのまま昇格させても良いくらいだったと思う。


ファームで復調して巨人戦の登板が予想される東投手ともバッテリーを組んでいたので、一軍でも同じ組み合わせで出場する可能性はかなりあると思う。


田中俊太選手の代わりはそこまではっきりしていない。



同じ内野手ということで言えば一番可能性があるのは山下幸輝選手だと思うが、今月だけでも8本のホームランを放ち月間打率4割を超えている細川成也選手にチャンスを与えたいということもあるだろう。


不調のソト選手を一軍帯同での治療とフォーム修正という扱いにして(ひょっとするとファームに落とせない契約ということもあるかも知れない)、佐野選手をファースト専任、その分の枠を外野手に充てるということも考えられる。


もう一人の候補は肉離れから復帰した楠本泰史選手だ。
彼はまだファームでも調子が上がっていないが、首脳陣の一定の評価を得ていると思うので、イースタンでの成績如何によらず一軍昇格ということは十分に考えられる。


絶好調の細川選手を1軍の試合で見てみたいのは山々なのだが、これまでにも同じような機会をつかめなかったこと、そして、長蛇のある右の外野手としては蝦名選手と大田選手がいることから、今回は楠本選手かなと思う。


タイラー・オースティン選手は、先週あたりからバッティング練習も行っているようなので、明日からの横須賀でのオリックス戦あたりでまずは指名打者として実戦に復帰するような気がする。


彼が一軍に復帰し50打席程度をこなして調子を上げてきた時が本当の意味での横浜反撃の開始ということになるだろう(ちょっと待たせ過ぎだとは思う)。




今日の一軍の先発指名練習は、大貫晋一、石田健大、東克樹の3人が参加していたので、巨人戦の先発はこの3人で決まりだろう。



対するジャイアンツは、初戦の先発が戸郷投手であることが先ほど発表された。そして、第二戦は順番通りならメルセデス投手ということになる。


第三戦は23日であり、13日に抹消された山崎伊織投手がギリギリ登録可能となるので、恐らく彼が投げることになるだろう。


ということで、先発の予想は次の通り。


21日火曜日 戸郷翔征 ー 大貫晋一


22日水曜日 メルセデスー 東克樹


23日木曜日 山崎伊織 ー 石田健大


今シーズンのこれまでの対戦では、戸郷投手と山﨑投手に対してそれぞれ1勝1敗という結果。


いずれも一度はある程度打ち込むことができているが、その時は主軸の牧秀悟が好調だったので、ややスランプの状態と言って良い今とは少し状況が異なる。


メルセデス投手にはここまでのところ2戦2敗と良いところがない。


大貫投手は5月12日に巨人と対戦し、菅野投手と投げ合って敗戦投手となったが、7回2失点でHQSを記録している。この時はポランコ選手と岡本選手にソロホームランを喫しており、失点はその2点だけだった。本人も今日の取材で明日は一発に気をつけたいと語っていたようだ。


東投手は今シーズンの巨人戦で2度(4月13日、4月28日)の先発があり、いずれも5回で4失点と打ち込まれている。その後、ファームで投球フォームを見直し、ストレートの質の改善もできたということなので、本来のジャイアンツキラーぶりをはっきして欲しい。


石田投手は今シーズンまだ巨人との対戦はない。


さて、打線はどうしようか?


昨日の甲子園での第三戦で桑原選手が猛打賞、森選手もマルチヒットと盗塁を決めるなど、本来一二番を打つ予定だった人たちが好調なので、そろそろ佐野選手にはクリーンアップに戻ってもらってこの二人に打線を引っ張ってもらおう。



不調のソト選手は手首の治療とフォームの確認・修正に専念してもらい、佐野選手にファーストに入ってもらうことにする。


このことによって、センターの桑原選手に加えて、両翼に好調の外野手を起用することができるが、私の選択は、阪神戦の初戦と第三戦で活躍した神里選手に久しぶりにスタメンで暴れてもらい、加えて守備が良く打撃も売り出し中の蝦名選手もスタメンで起用するというもの。



打順についての私の提案は次の通り(第一戦と第三戦)。


1. 桑原将志(CF)
2. 森敬斗(SS)
3. 佐野恵太(1B)
4. 牧秀悟(2B)
5. 宮﨑敏郎(3B)
6. 蝦名達夫(RF)
7. 神里和毅(LF)
8. 嶺井博希(C)
9. 投手


ただし、左腕のメルセデス投手の先発が予想される第二戦では、対左投手の打率が非常に高い関根選手を蝦名選手あるいは神里選手に代わって起用する。また、この試合は東克樹投手の先発を予想しているので、捕手に伊藤光選手をスタメンで起用すし嶺井選手の休養日に充てる。


(第二戦)
1. 桑原将志(CF)
2. 森敬斗(SS)
3. 佐野恵太(1B)
4. 牧秀悟(2B)
5. 宮﨑敏郎(3B)
6. 蝦名達夫(RF)
7. 関根大気(LF)
8. 伊藤光(C)
9. 投手


大田泰示選手は代打ということになりそうだが、代打よりはフル出場で結果を出す選手だと思うので、得意とする右投手が先発する第一戦か第三戦で先発出場する可能性もあると予想する。




24日からの横浜スタジアムでの広島戦は、先週末と同じ3人(今永、浜口、京山)の先発が予想される。


対するカープは先発三本柱である大瀬良、森下、久里という好投手が先発することになりそうだ。先週末は絶好調のヤクルト打線が3人とも攻略し、三試合で合計25点を奪うという大暴れを見せた。


この3人の先発投手の失点も4点、4点、5点と合計13 点となっており、ヤクルト打線の威力は凄まじい。当然、カープも必要な修正を行い対策を練ってくるだろうから、先週と同じようにベイスターズ打線もこの3人を攻略できるというほど甘いものではないだろう。


しかし、先月、3-17という悪魔ですら同情するような点差で負けた時ほどの差は無くなっているだろう。


24日金曜日 今永昇太 ー 大瀬良大地


25日土曜日 浜口遥大 ー 森下暢仁


26日日曜日 京山将弥 ー 久里亜蓮


カープの3人の先発投手はいずれも右腕なので、打線については巨人戦の第一戦・第三戦と基本的には同じで良いだろうと思う。しかし、まだ試行錯誤の途中なので、巨人戦での各選手の状態を見て組み直してくる可能性はある。


と、ここまで書いたところで、今永投手の御尊父が逝去されたというニュースが入ってきた。


既に家族葬をとり行われたということなので、今永投手の前回の登板のあった金曜日(6月17日)はとても平静な気持ちではなかっただろうと思う。責任感の強い彼は、進んで予定通り登板することを申し入れたのではないだろうか?


6月7日の今永投手のノーヒットノーランをお父上がご覧になっていたことを祈るばかりだ。


ノーヒットノーランの快挙の後、今永投手がマウンド上でニコリともしなかったことが不思議だったが、ひょっとするとお父上のこともあり大喜びする状況ではないということだったのかも知れない。


父の日だった昨日、今永投手から寄せられたメッセージをスポーツ報知が掲載していたのは、決して単なる偶然ではないだろう。今永投手のお父上への気持ちのこもったメッセージだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bda4319bb42b54e4a2e4c57d4e2e640e0d5e8e7c


”高校3年の大会で強豪校に1回戦負け。


公立校(北筑)で練習時間に制限のあった僕はつい「あそこは夜12時くらいまで練習していて勝てるわけないよ」とつぶやいた。


父は静かな口調で「お前がそうやってソファで座っている時間、その子たちは練習している。だから強いんじゃない?」と言われて、気付いたんです。


それから夜の公園に走りにいくように。


言い訳せず自責に変える。今に通じる部分です”


息子さんは私たちベイスターズファンの誇りであり、希望の光です。


これからまだまだ彼もチームも大変な時があると思いますが、息子さんが天賦の才能を発揮して日本一の投手になることができるよう、何があっても私たちファンも一緒に声をかぎりに応援し続けます。


ですから、どうぞこれからもお見守りください。


心よりご冥福をお祈り致します。