mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

連勝リミッターが作動して今日は負け 一休み一休み



7月19日 対中日ドラゴンズ バンテリンドームナゴヤ 2-3 負け


昨日の辛勝で勝率5割に復帰し、三浦監督就任以来初めてとなる2位に浮上したベイスターズだが、代償も支払った。


宮﨑敏郎が三塁線の強いゴロを捌いた際に右膝を打撲し、牧秀悟も守備で着地した際に足首を故障したようだ。


病院で診断を受けた結果、牧選手は「左足関節骨棘障害」とのこと。


骨棘というのはあまり耳馴染みのない言葉なので調べてみると、ジャンプ後の着地など、足関節に負荷がかかることで軟骨が肥大して棘のような突起が生じるものらしい。


この骨棘のせいで関節に痛みが生じたり、可動域が狭められたりするようだ。牧選手の骨棘は、これまでに徐々にできてきたものなのか、それとも昨日のプレーでジャンプから着地した際に生じた急性のものなのかは報道からは判断できない。


試合前の練習にも牧選手の姿はなく、ベンチにも入らなかったようだが、今日のところは登録抹消という判断にはならなかった。看板選手であり、オールスターにも選出されているため色々と配慮があるのだろうが、プレイヤーファースト、治療優先でお願いしたい。


一方の宮﨑は膝の打撲ということだが試合前からバッティング練習や守備練習などをこなしてスタメンで出場した。試合中も2回表の攻撃でヒットで出塁し、大和選手の右中間を破るツーベースヒットで一塁からホームまで走り抜けたのでおそらく大丈夫ということだろう。


ただ、宮﨑選手は責任感が強く、出たがりでもあるので、首脳陣はしっかりと診て客観的な判断を下して欲しい。




上述したように牧秀悟が故障でベンチ外のため、知野が代わってセカンドに入った。
代役の4番打者はソト。彼は下位よりも4番の方がよく打つので期待できるのではないだろうか(希望的な観測ですが)。


宮﨑は5番サードでスタメン出場なので、通常の打線と変わるのはソトの4番と牧→知野の2点のみ(打撃だけ見ると後者の差は大きいが)。そして、ドラゴンズの先発が左腕の小笠原投手ということで、ショートには森敬斗ではなく大和が入ったが、これも通常運転の範囲内だろう。


1番 蝦名(RF)
2番 桑原(CF)
3番 佐野(LF)
4番 ソト(1B)
5番 宮﨑(3B)
6番 大和(SS)
7番 嶺井(C)
8番 知野(2B)
9番 石田(P)


継投 負 石田健大(5回)→入江(1回)→三上(2回)


1回裏 ドラゴンズの攻撃


石田投手は先頭の大島選手にストレートをセンター前にクリーンヒットされてから弱気になってしまい、平田選手を四球で歩かせてからビシエド選手にレフトスタンドに運ばれるという最悪の展開になってしまった。0-3といきなり3点のビハインドとなった。


2回表 ベイスターズの攻撃


早めに一点でも返しておきたいベイスターズは一死から宮﨑がセンター前ヒットで出塁し、続く6番大和が右中間を真っ二つに破るツーベースヒットで宮﨑が膝打撲の影響を感じさせない好走塁を見せ生還。1-3と追い上げを始める。



3回表 ベイスターズの攻撃


二死走者なしから桑原、佐野の連打で一、二塁とし、続く4番ソトがカーブを上手くためてライト方向に痛打した。桑原がセカンドから長駆ホームに還って2-3と一点差に追い上げた。



追い上げムードのベイスターズだったが、6回表に佐野とソトの連打で無死一、二塁としたところからドラゴンズが継投に入り、それ以降は抑え込まれて2-3のままゲームセット。



先発の石田健大は立ち上がりに久しぶりの自信なさげな投球を見せてしまった。
先頭打者のヒットで自分のストレートに自信が持てなくなってしまったのだろうか?


その後の打者にはかわすピッチングが目立った。
平田にはまともに勝負できずに歩かせて、ビシエドにはチェンジアップしか投げられないという雰囲気でその通りの投球を一振りで決められた。


2回以降は立ち直っていつもの石田投手らしいピッチングだったので何とも勿体無い初回だった。



来週はオールスター休みで登板はなく、次回は8月2日からのホームでの広島戦ということになる。この休みを上手く活用して、コロナ感染前のストレートを取り戻すように調整を行って欲しい。やはり自分のボール特にストレートに自信が持てることが攻める投球をする上で欠かせないと思う。


右膝打撲の状態が心配された宮﨑敏郎は4打数2安打のマルチヒットで大和ツーベースヒットの間に一塁から一気にホームまで走塁する姿も見せてくれた。


主力二人が同時に抜けるという最悪の事態を避けられただけでも良かったと思おう。


あとは、怪我でも我慢して出場してしまう宮﨑選手の身体が限界に達してしまうことの無いよう、コーチやトレーナーが目を光らせること、そして、オールスター休みの間に上手く疲労を回復させるようなプログラムを組んで欲しい。



僅差で敗れたが、初回以外は終始ベイスターズが押していた試合だと思う。
小笠原投手が降板する前に同点に追いついておきたかったが、6回表無死一、二塁でスパッと替えて継投に入った立浪監督の勝負勘が優れていた。


打線は2得点にとどまったが、中日を上回る10安打を放っており、特に、佐野、ソト、宮崎のクリーンアップは揃ってマルチヒットと好調だった。1〜7番の全員にヒットが出ており、活発な状態は続いていると思う。


残念ながら8番に入ったセカンド知野選手はヒットが出る気配はなかった。


試合後の三浦監督の談話では、牧選手は大事を取っての欠場ということだったが、明日も恐らく休んで治療に専念すると思う。セカンドをどうするか、三浦監督も工夫してくるだろう。


明日のドラゴンズの予告先発笠原投手は左腕とは言え森敬斗選手にとって全く手が出ない相手では無いように思うので、8番ショート森敬斗、6番セカンド大和ということでも良いように思う。


この数週間、4連勝して2敗、そして4連勝、また1敗、そして4連勝、また1敗という星取りになっている。どうも4連勝のところでリミッターがかかっているのでは無いかという気がしてくる。


しかし、前回連勝が途絶えた時も書いたが、大事なのは連勝が終わり負けた試合の翌日、ここで勝てるかどうかだ。


ベイスターズの先発は大貫晋一投手。前回は通常よりもややコントロールが雑だったが、明日はしっかり修正して得意のバンテリンドームのドラゴンズ戦でチームに勝利をもたらして欲しい。


そうすれば、勝ちパターンのリリーフを使わずに済んだ今日の試合は連勝の谷間の一休みだったといえるようになるだろう。