mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

ジャイアンツに先勝 球団新記録のハマスタ12連勝



8月16日 対読売ジャイアンツ 横浜スタジアム 3-1 勝ち


新しい週が始まり、初戦となる火曜日のジャイアンツ戦は今永昇太と菅野智之のエース対決だ。


菅野投手はコロナ陽性による自粛隔離明けで、先週のファームでの調整登板では打たれていたが、彼くらいのベテランになると2軍での成績は全く当てにならない。


主将の坂本勇人選手が今日から1軍合流ということなので、ジャイアンツもここでブーストをかけたいところだろう。エースの菅野投手も勿論そのつもりで集中力を高めてくるに決まっている。


ベイスターズの先発今永投手は、先週の阪神戦で三連勝の流れを作る初戦HQSでの完投勝利だった。今日も好調を維持してジャイアンツ打線を抑えて欲しい。


吉川、坂本、丸、中田、岡本、ウォーカー、大城と並ぶ打線は強力で、特に現在絶好調の中田翔選手には最大限の注意が必要だ。先週の試合でも2回に先制点を許しているので、立ち上がりを注意して欲しい。


しかし慎重になり過ぎるとかえって傷口を広げることになるので、冷静かつ大胆に攻めるピッチングを期待している。




今日も1番から6番はいつも通りの布陣。


7番にショート柴田、8番に嶺井とここだけ打順を入れ替えてきた。ヤクルト戦で柴田選手がヒットを打っており、打撃好調と言う判断なのだろうか?


コロナ陽性判定が誤断で実は陰性だったと言うオースティン選手が今日1軍登録されたが、ベンチスタート。代打での起用を続けると言うことだろう。やはり彼がスタメンに名を連ねるところを早く見たいと言うのがファンの正直な気持ちだ。


しかし、ここまで待ったのだ。万全の状態でフル出場してくれる日を楽しみにもう少し我慢しよう。


1番 桑原(CF)
2番 楠本(RF)
3番 佐野(LF)
4番 牧(2B)
5番 宮﨑(3B)
6番 ソト(1B)
7番 柴田(SS)
8番 嶺井(C)
9番 今永(P)


継投 勝 今永昇太(7回)→H 伊勢(1回)→S 山﨑(1回)


1回裏 ベイスターズの攻撃 1-0


この回先頭の桑原がセンターフェンス直撃もツーベースヒットで出塁。続く2番楠本が送って一死三塁のチャンスを作った。


ここで、3番佐野がセカンド深い位置のゴロを打ち、その間に桑原が生還してベイスターズが先制した。



2回表 ジャイアンツの攻撃 1-1


先頭の6番岡本選手が今永のインコース高めの直球を強振してレフトスタンド上段に達する大きな同点ソロホームラン。今永のボールは失投ではなく、むしろこのところ不調だった岡本選手であれば空振りかポップフライと言うコースだったが、スラッガーを目覚めさせてしまったような打席だった。



5回裏 ベイスターズの攻撃 3-1


先頭の6番ソトが菅野投手の初球、高めのカットボールを振り抜いて右中間最前列に飛び込むソロホームラン。彼特有の顔の向きと打球方向がズレているようなバッティングだが、コロナからの復帰以降、少しずつホームランが出始めた。



続く7番柴田もセンター前ヒットで続き、嶺井は大きなセンターフライに倒れたが、今永の初球バントで二死二塁として打席には第一打席でフェンス直撃のツーベースを放っている1番桑原。


桑原はフルカウントから真ん中に入って来たスライダーを捉えてレフトへのタイムリーツーベースヒット。ベイスターズがさらに1点を追加してリードを2点に広げた。


6回表のジャイアンツの攻撃では、坂本選手の振り逃げと不調を脱した岡本選手のツーベースで一死二、三塁の大ピンチとなったが、ウォーカーを空振り三振、大城をショートフライと注文通りに打ち取って切り抜けた。


8回裏は桑原の3本目のヒットとフォアボール二つで二死満塁としたが、ソトは強い当たりだったがセカンド正面で好機を逸した。


最終回のジャイアンツの攻撃では山﨑康晃が八尾板と大城を三振に仕留めて簡単に二死まで来たが、代打ポランコをフルカウントから歩かせ、次の吉川のカウントを3-0としてしまいその後3-2までカウントを整えたが結局ライト前ヒットで二死一、三塁の大ピンチとしてしまった。


最後は重信をフルカウントから何とかサードゴロに打ち取って試合を締めくくったが、ベンチもファンも居ても立ってもいられない時間帯だった。


これでホーム12連勝の球団新記録。そして貯金を再び4に戻した。


3位ジャイアンツとのゲーム差は3。首位ヤクルトはかつての強さを取り戻して青柳先発の阪神に快勝したためゲーム差は7のままだが、粘り強く追い上げていけばいつか燕の尾羽に手が届く日が来るかも知れない。




先発の今永昇太はストレートが走っていたように見えたが、ジャイアンツの選手達に捉えられることも多かった。特に、吉川尚輝ら左バッターにアウトコースのストレートをうまく合わせて三遊間を抜かれるヒットというのが目立った。


今日は左バッターの外角、右バッターの内角ギリギリのコースを球審の柳田さんがとってくれなかったことが今永のピッチングをやや苦しくしているように見えた。


それでも、7回、117球、被安打8、四死球なし、奪三振6、失点1のHQSでまとめたのはさすが。


これで今季7勝目(3敗)を挙げ、久しぶりの二桁勝利の可能性も見えてきた。開幕直前に前腕の肉離れで離脱したことを考えると、この勝利数とノーヒットノーラン達成というのは賞賛に値する。


後半戦に入ってから、カープの森下投手、タイガースの青柳投手、そして今日の菅野投手といずれもエース格の好投手に投げ勝っていることは高く評価されるべきだ。


全て週初めのこの三試合の勝利がこのところのベイスターズの快進撃の原動力になっていることは誰しもが認めるところだろう。



打線は合計8安打。


桑原が先制点でホームを踏むことになる先頭打者ツーベースと5回の試合を決めるタイムリーツーベースを含め久しぶりの猛打賞と大活躍。ヒーローインタビューでもはにかみながら喜びを表現していた。


ガッツマンと呼ばれる彼も今年で29歳になり、プロ野球選手として円熟期に入りつつある。以前よりも大人になったコメントや振る舞いが目立つ一方、チームへの貢献という意味では以前よりも更にひたむきさを感じるようになってきた。


岡本選手の同点ソロの後、ジャイアンツを再び突き放す殊勲のホームランを打ったソト選手もマルチヒットで好調を維持している。やはり、彼のようなホームランバッターが6番に座る打線と言うのは相手バッテリーに対して圧力があると思う。



これでオースティン選手がスタメンに戻ってきてくれれば、ヤクルトを追い上げる体制が出来上がることになる。


ところで、地味ながらマルチヒットの柴田選手は打撃が好調になってきていると思う。コロナで大和が離脱し、復帰した森敬斗も未だ本調子ではない現在、価値ある働きをしてくれている。


今日の伊勢大夢は素晴らしかった。中田翔、坂本勇人、岡本和真を三者凡退に打ちとったことでベイスターズの勝利をグイッと引き寄せてくれた。


特に、好調の中田翔を真ん中高めのストレートで空振り三振にとったボールは、昨年セリーグのストレートによる空振り奪取率ナンバーワンだった実力を見せつけるものだった。


もう何度も言っていることだが、これが続けられれば、山﨑康晃とダブルクローザーという手もうてるようになってくる。


山﨑康晃はかなりバタついたが何とか無失点で抑えた。私はクローザーに関しては完全に結果論で見ているので、終わりよければ全て良し。


ただし、今日30球を要しているので、明日の連投はベンチもやや躊躇するかも知れない。


しかし、それにしてもクローザーというのはメンタルと技量のどちらを取っても大変な仕事だ。プロ野球選手と言うよりは、どちらかと言うとこの人の領分に近いのかも知れない。