mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

今永昇太と牧秀悟がWBC侍ジャパンの主力として選出




1月6日 夕刻になって侍ジャパンの栗山英樹監督の記者会見があり、WBCに出場する侍ジャパンの第一次メンバー12名が発表された。


栗山監督のコメントは以下の通り。


「1年かけてジャパンのメンバーを考えてきました。


最終的に全員決まっている訳ではなく、選ばれない選手もいますが力がない訳ではない。


まずはチームのバランスを考えながら決めました」



WBCに向けた侍ジャパンの陣容は選手総勢30名となる予定だが、今日はこのうち12名が発表された。メジャーリーガー3名、国内組9名の内訳は次の通り(背番号順)。


2. 源田壮亮(29歳 埼玉西武ライオンズ)


3. 牧秀悟(24歳 横浜DeNAベイスターズ)


8. 近藤駿介(29歳 福岡ソフトバンクホークス)


10. 甲斐拓也(30歳 福岡ソフトバンクホークス)


11. ダルビッシュ有(36歳 サンデイエゴ・パドレス)


12. 戸郷翔征(22歳 読売ジャイアンツ)


14. 佐々木朗希(21歳 千葉ロッテマリーンズ)


16. 大谷翔平(28歳 ロサンゼルス・エンジェルス)


18. 山本由伸(24歳 オリックスバファローズ)


21. 今永昇太(29歳 横浜DeNAベイスターズ)


51. 鈴木誠也(28歳 シカゴ・カブス)


55. 村上宗隆(22歳 東京ヤクルトスワローズ)


何故このタイミングで、しかも12名という中途半端な人数の発表となったかについては、栗山監督本人から説明があった。


「(選考については)個人的にはギリギリまで粘りたかったのが本音。


でも、ポスターを作るので早めに決めてくれと言われたので」


とのことで、この12名がポスターに起用されるいわば主力選手たちということになるのだろう。


我がベイスターズからは昨年11月の強化試合にも参加していた今永昇太投手と牧秀悟選手が順当に選出された(チームとして2名選出されたのはソフトバンクと並び最多)。


今永投手はオーストラリア戦で4回を投げて10奪三振の快投を見せ、牧選手はチームで唯一強化試合の全て(4試合)に出場し、シュアなバッティングに加えて俊敏な一塁守備などでも勝利に貢献していた。


今日の会見では、大谷翔平選手もサプライズゲストとして登壇し、自身初となるWBC出場に向けて抱負を語っていた。


今回のWBCでは、米国やドミニカなどMLBのスター選手を多く擁する国でも主力選手がナショナルチームのメンバーとして出場する予定。


大谷選手もチームメイトであるマイク・トラウト選手の名前などを挙げつつ、素晴らしい選手たちとプレーすることへの期待、そして優勝にかける意気込みを語っていた。



今後のサムライジャパンの日程は以下の通り。


2月16日強化合宿スタート(宮﨑)


2月25日、26日 強化試合 ソフトバンク戦(宮﨑)


3月3日、4日 強化試合 中日戦(バンテリンドーム)


3月6日、7日 強化試合 阪神戦・オリックス戦(京セラドーム)


WBC1次ラウンド


3月9日 日本vs中国(東京ドーム)


3月10日 日本vs韓国(東京ドーム)


3月11日 日本vsチェコ共和国(東京ドーム)


3月12日 日本vsオーストラリア(東京ドーム)


WBC2次ラウンド


3月16日 準々決勝(東京ドーム)


WBC決勝ラウンド


3月20日または21日 準決勝(マイアミ ローデポ・パーク)


3月22日 決勝(マイアミ ローデポ・パーク)




栗山監督が選手の選考をギリギリまで待ちたかったというのは選手の状態を見極めながら来春のタイミングでベストの布陣にしたいという意向があってのことだが、それでも、2月中旬に始まる宮崎での強化合宿を考えれば遅くとも今月下旬には残りの18名の選出を終える必要があるだろう。


この18名も含め、侍ジャパン30名の個人的な予想を行ってみた(括弧つきは予想)。



今回は選出されなかったリリーフ、特にクローザーの候補として大勢投手(巨人)と栗林投手(広島)を、そして残り二人の捕手はベテランの域に入りつつある中村悠平選手(ヤクルト)とバッティングが魅力で1塁あるいはDHでも使える森友哉選手(オリックス)を挙げた。


内野手では、強打の山川選手(西武)、浅村選手(楽天)、山田哲人選手(ヤクルト)、岡本選手(巨人)、そして俊足で試合終盤に威力を発揮する周東選手(ソフトバンク)を追加してみた。


ショートのバックアップは阪神の中野選手としてみたが、状態次第では坂本勇人選手(巨人)も考えられる。


外野手とDHについては今回発表された選手が少なかったため、多くの追加招集が見込まれる。


特に守備範囲の広いセンターは必須だが、これについては、近本選手(阪神)と塩見選手(ヤクルト)が有力だと思う。


そして、MLB挑戦が決定している吉田正尚選手(レッドソックス)とお母様が日本人であるヌートバー選手(カーディナルス)も参加の意思を表明しているため、まず確実に選出されることだろう。


自分で言うのもなんだが、ベテランの経験と知恵を活かしつつ若い世代に挑戦の機会を与えると言う意味でバランスの取れたチーム構成になっているように思う。



野球に関しては何もなく退屈な正月だが、こうして近々の日程を書いていると球春はもう目の前に近づいているように感じる。