mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

せっかく積み上げたものがバラバラに壊れてしまうことはある でも・・・




5月2日 横浜スタジアム


ベイスターズ 1 - 6 カープ


勝 ターリー 2勝 0敗 1S


負 山﨑康晃 0勝 2敗 8S


今日の試合の詳細について、興味のある方にはスポーツニュース各紙を見ていただくとして、私としてはあまり大げさに反応することなく、以下の二つのことだけを手短に書いておきたい。



【連勝はいつか止まる。大事なのはその次】


昨日の記事でも書いたが、連勝はいつかは止まる。大事なのはその後に連敗をしないことだ。


今日の試合は、初回の一死満塁のチャンスで桑原将志が併殺に倒れたことが大きなポイントの一つだったことは間違いない。


その後も惜しいチャンスをことごとく潰し、バントは決まらず、12個の残塁を記録した。


酷いと思う。


でも、こんなことは今日が初めてではない。


野球というのは勝者と敗者ができるゼロサムゲームで、負けたチームは多かれ少なかれ間抜けに見えるようにできている。


先々週から始まった7連勝の間、ベイスターズはずっとスマートに戦ってきたように見えるが、紙一重の部分はかなりあった。


そして、その紙一重のわずかな差をずっと勝利の美酒に結びつけてきた。


それは素晴らしいことだが、いつまでも続くわけではない。


さあ、もう一度現実に戻ろう。


プロ野球の勝負は拮抗した戦いで、勝ち負けの確率はいつも50%付近にあるのだ。


そして、明日はトレバー・バウアーのNPB初先発と言う一大イベントだ。


今日の流れを一旦御破算にすると言う意味では最高の舞台と言って良い。


前回のファームでの登板を見る限り、彼の投球でカープ打線をねじ伏せることができるかどうかは正直わからない。


ランナーが出た後に前回通りの投球だと厳しいようにも思うが、1軍のマウンドでトレバー・バウアーがギヤを上げてきて当然と言う気もする。


ただ一つはっきりしていることは、明日は明日のゲームがあり、今日とは全く異なるストーリーが今現在は白紙のノートに書き込まれると言うことだ。



そのドラマを見た後には、結果がどうであれ、今日の不格好な敗戦の話などはすっかり過去の出来事になっているに違いない。


三浦監督は殊勝に今日の敗戦で反省すべきところは反省して明日また頑張ります、などと言っているだろうが、内心は、長いシーズンこんな日もあるさ、反省なんかしないでただ切り替えて明日の試合を頑張ろう、と思っているはずだ。


そうだ。反省なんか必要ない。


大事なことは、明日の試合が人生で初めてのプロ野球の試合であるかのように、また新鮮な気持ちで楽しむと言うことだけだ。



【さまざまな意味での山﨑康晃の炎上】


山﨑康晃がバウアー投手のSword celebrationにSNS上で苦言を呈し、メディアやファンの間で不協和音が生まれた。


当事者や球団関係者も含め誰にとっても愉快な出来事ではなかった。


そして、今日の試合の最終回での炎上だ。


正直言って、最初の1点を失い1-2とされた所でほぼ勝負あった、と思っていたので、その後の満塁ホームランの被弾はオマケ程度の感覚だ。



負け惜しみを言うわけでは無いが、1点差でも5点差でも負けに変わりがあるわけでは無い。


ここは、開き直って、僅差の負けではなくて良かった、と思うようにしよう。


7連勝という素晴らしい出来事が粉々になったからこそ、また新しい気持ちで明日からの試合に臨むことができる。


それは、チームが今回の7連勝よりもさらに強く素晴らしい状態になるために必要な出来事だった、と後日思えるような、そういう戦いをするきっかけとしては、大敗の方が相応しい気がする。



今、思い出したけれど、マリリン・モンローがこんなことを言っていた。


“Sometimes things fall apart so that better things can fall together.”


“せっかく積み上げた良いことがバラバラに壊れてしまう時があります。


でもそれは、もっと良いことが生まれるために必要な出来事だと思うんです。”




有難うマリリン。明日からまたベイスターズを一所懸命に応援するよ。