mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

明日から始まる交流戦に向けて策はあるのか?




5月29日 先週は2勝4敗と厳しい結果だったが、日曜日に勝ったのでなんとなく機嫌を直して過ごしているベイスターズファン(私のことだ)も多いと思う。


明日からはいよいよ交流戦が始まるが、過去何度か目撃したように、落ち着きつつある前半戦でのセリーグ内の勢力図が大きく変化することはあるのだろうか?


交流戦明けの最初のカードは横浜スタジアムでの阪神戦だが、その時、今のままのゲーム差でやや緊張感を欠いた首位攻防戦となるのか、それともどちらかのチームが大きく勝ち越したり逆に負け越したりという状況になっているのかは知るよしもない。


ペナントレースの大きな節目となる交流戦を目前にして、今日はベイスターズの戦術オプションについて少し整理してみたいと思う。



【先発ローテーションの構成】


現状、中6日等のほぼ一定の間隔で先発として起用されている投手は、今永昇太、石田健大、R. ガゼルマン、T. バウアーであり、加えて、東克樹も直近2回は中6日の間隔で登板している。


おそらく、この5投手については、雨天中止等の影響である程度変化はあるにしてもローテーションとして回していくことになるのではないだろうか。


そして、故障明けの平良拳太郎と大貫晋一については、投げ抹消で10日程度の間隔で起用していくようで、この方針は交流戦を通じて守られるのではないかと思う。



このルーティンを適用すると、例えば今週の先発投手は次のようになる。


楽天戦(仙台)


5月30日 今永昇太(予告先発として既に発表あり)


5月31日 石田健大


6月1日 東克樹


西武戦(横浜)


6月2日 R. ガゼルマン


6月3日 T. バウアー


6月4日 平良拳太郎


この通りだとすると、平良拳太郎は翌日抹消され、代わって翌週には再登録可能となる大貫晋一が入ることになる。来週は2カードともドーム球場(PayPayドームと京セラドーム)なので、雨が苦手の大貫投手には好都合かも知れない。


今週は台風2号の影響も考える必要がある。


明日からの仙台での3連戦は無事に開催できそうだが、週末の横浜は今のところ金曜日と土曜日が雨予報でおそらく二試合とも開催される可能性は低そうだ。そうなると、6月5日月曜日を予備日として使うことになるのだろうか?


ところで、今日のSNSを見ると、楽天モバイルパーク宮城での投手指名練習のメンバーは今永、石田、東のようなので、中3日ないし4日を希望しているバウアーの繰り上げはなさそうだ。


西武戦の先発候補を比較すると、先週の成績としては、平良>ガゼルマン>バウアーということになるが、全員がQS を達成しており、これがそのまま今週の起用における優先順位かと言うとそうでもないだろう。


明日からの3連戦の結果次第では、この3人のうち誰かを来週前半のソフトバンク戦に回すという判断もあるかも知れない。




【ブルペンの序列】


セットアッパーの伊勢大夢の防御率はここまで0.50なのに対して、クローザーの山﨑康晃は 5.29とちょうど一桁高い。山﨑康晃はWHIPが1.53と高く、クローザーとしての安定感を欠いていると言う評価はあるだろう。


しかし、7回、8回と最終回と言う場面の差の大きさはこれまで何度も痛感させられている。


伊勢は今季既に1セーブを挙げているが、山﨑投手に代わって安定して抑えの役割を果たし続けられるかは不確定だ。


この辺りをベイスターズの首脳陣はどのように判断するだろうか?


私は、まだこの序列は変えないだろうと思う。クローザーの指名というのはそれほど重みがあることだからだ。


他の勝ちパターンの投手としては、ウェンデルケン投手の安定感が際立っており、上記の二人に次ぐ序列にまで上がってきていると思う。続いて、入江大生、三嶋一輝、森原康平という序列だろうか。



様々な場面をこなしてくれている上茶谷大河はしばらく今と同様の起用が続くだろう。


それにしても左のリリーバーが不足している。先日の不甲斐ない投球で三浦監督がおかんむりだった坂本裕哉の抹消が響いている。


石川達也が頑張っているが、もう一人は必要だ。


エスコバーかタナケンという名前が浮かぶが、ファームでの成績を見る限り二人とも未だ自信を持って一軍に上げられる状態ではない。明日の公示で首脳陣の選択がはっきりするような気がする。



【DHの選択】


明日からの楽天戦はパリーグの主催試合なので、DH制が適用される。


誰が候補になるだろう?


オプション1)宮﨑敏郎をDHとして使い守備の負担を減らす。代わってサードには林拓真か柴田竜拓を入れる


オプション2)タイラー・オースティンをDHで起用し、我慢して打席数を稼ぐ


オプション3)ネフタリ・ソトをDHに入れて佐野がファースト(あるいはその逆)。空いたレフト(あるいは関根をレフトに回してライトをあける)に楠本泰史、神里和毅、あるいは大田泰示を起用する


守備指標からすると、オプション3によって外野守備に課題のある佐野の代わりに本職の外野手を入れるという手が考えられる(楠本も問題がない訳ではないが)。


このところ調子を落としている宮﨑の復調を優先するのであれば、オプション1によって打撃に専念してもらうという策はあり得る。


しかし、私の好みとしては、オプション2を採用してオースティン選手を我慢してでも起用して欲しい。なぜかと言えば、その場合のリターンが最も大きいのは明らかだからだ。


三浦監督は交流戦をオースティンに賭けるという決断を下すだろうか?明日のスタメン発表が楽しみだ。




【打線の組み替え】


佐野恵太をトップバッターとして起用するのは、彼の出塁率が高いことが理由と言う説明が三浦監督からあった。


そして、現時点で出塁率が高いのは宮﨑敏郎と関根大気で、この二人は4割を超えている。


続いて桑原将志と佐野恵太が3割4分台でほぼ同列だ。


三浦監督の理論を素直に適用するのであれば、この四人を並べれば良い。



もう一つ、三浦さんのこだわりとして牧秀悟の4番固定というものがある。


と言うことで、打線を組み替えてみると、例えば次のようなものはどうだろうか?


1番 関根大気(ライト)


2番 桑原将志(センター)


3番 宮﨑敏郎(サード)


4番 牧秀悟(セカンド)


5番 佐野恵太(レフト)


6番 N.ソト(ファースト)


7番 T.オースティン(DH)


8番 戸柱恭孝(キャッチャー)


9番 京田陽太(ショート)


明日のスタメン発表で答え合わせをしてみよう。