mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

痛い敗戦だが宮﨑敏郎が帰ってきた喜びの方が大きい




6月10日 京セラドーム大阪


ベイスターズ 3 - 7 バファローズ


勝 山﨑福也 4勝2敗0S

負 R. ガゼルマン 3勝3敗0S


本塁打 森友哉 8号(4回裏ソロ)、9号(5回裏3ラン)


ガゼルマン投手は決してコントロールの悪いピッチャーでは無い、と言うのが私の印象だったのだが、このところ、制球に苦しむ場面をよく見るようになった。


今日の序盤もストライクとボールがはっきりしてしまい、見送ってカウントが悪くなると甘く入って打たれると言うシーンが何度かあった。


それでも初回と2回はランナーを出しつつも併殺などに助けられ無失点で凌ぐと、3回には二つの三振を含む三者凡退で調子を上げて行くかに見えた。


しかし、4回裏、先頭の杉本選手はライトフライに打ちとったが、続く4番森友哉選手にカウント1-1からの3球目を捉えられ、右中間スタンド二回席に届く大きな先制ソロホームランを打たれた。


外角のツーシーム。高さは甘かったがコースには行っており、ガゼルマン投手の生命線であるツーシームが打たれたことでバッテリーは追い詰められたように見えた。


その後もヒット2本とフォアボールで一死満塁となったが、後続を絶って何とか最小失点にとどめた。


ところが、彼の苦悩はこれで終わりではない。


5回裏先頭の茶野選手がヒットで出塁すると、続くゴンザレス選手の当たりは完全に打ちとったセカンド正面のハーフライナーだったが、牧秀悟がこれをトンネルしてしまい無死一、二塁となった。


牧がこうした局面で敢えてワンバウンドで捕球し、セカンドに送球して4-6-3のダブルプレーを完成するシーンを私は何度か見ている。


しかし、今日は捕球する瞬間にノーバウンドでグラブに納めるべきか一瞬迷った、と彼は試合後に語っていたように、躊躇するようなグラブさばきに見えた。


いずれにしろ、試合の流れを振り返ると余りにも大きいエラーだった。


その後、3番杉本選手もショートゴロに打ちとり6-4-3のダブルプレーを狙ったが、ファーストは間一髪セーフの判定。ランナーが2人残った状況で前の回にソロホームランを打っている森友哉選手に打順が回る。


今度は初球のチェンジアップが真ん中に入ってしまい、森選手がこれを見逃さずに強振してスリーランとなった。


これでオリックスのリードは4点に広がった。



それでもベイスターズは諦めず、続く6回表の一死後、3番佐野恵太がヒットで出塁すると先ほどのエラーの汚名挽回を狙う牧秀悟が初球の甘いボールを見逃さずフェンス直撃のツーベース。


一死二、三塁のチャンスで打席に入ったソト選手は、山﨑投手の3球目を捉えてレフト戦をライナーで破る2点タイムリーツーベース。


さらに、二死二塁から大和選手が勝負強いバッティングでタイムリーを放ち、ソトが還って3点目が入った。


これで3-4となり、一気に同点に追いつき追い越したかったが、伊藤光デッドボール後の二死満塁の場面で京田陽太の代打、楠本泰史はセンターフライに倒れ追加点を奪うことはできなかった。


その後、8回裏に4番手の三嶋一輝がバファローズ打線から被安打2と申告敬遠で二死満塁のピンチを作ると、頓宮選手、小田選手の連続タイムリーで3点が入り、3-7と勝敗は決した。



最後は、山﨑颯一郎投手に三者凡退に抑えられゲームセット。


このカードの勝越しは明日の最終戦に持ち越された。


エラーから流れを手放した試合だったが、佐野恵太、牧秀悟、大和がマルチヒットを記録したのは朗報だ。特に、牧はエラーの汚名挽回を目指して2本のツーベースを放ち、打率 .292まで上げてきた。



もう一つの朗報は、右肋骨肋間筋の炎症で2試合欠場していた宮﨑敏郎選手が京田選手の代打として打席に立ち(結果は、良い当たりのセカンドゴロ)、その後、9回表のサード守備も行ったこと。


守備に就いたと言うことは軽症だったと思って良いだろう。


私は今日の一敗よりも宮﨑についてのこの朗報の方が大きいと(負け惜しみではなく)思っている。最悪1月程度彼抜きの打線で戦わざるを得ないかと半ば観念していただけに、救われた気持ちだ。


もし、宮﨑が明日スタメンで出場できるのであれば、バファローズの先発、宮城投手の攻略に貢献してくれると期待している。



今日の関根大気とオースティンの1、2番は希望が持てると思うので、宮﨑選手がスタメンで出場するようであれば、次の打順を採用して欲しい。


1番 関根大気(ライト)

2番 T. オースティン(DH)

3番 佐野恵太(レフト)

4番 牧秀悟(セカンド)

5番 宮﨑敏郎(サード)

6番 N. ソト(ファースト)

7番 桑原将志(センター)

8番 山本祐大(キャッチャー)

9番 大和(ショート)


左の好投手宮城大弥選手の先発に対応して、左腕を苦にしない佐野と関根以外は全員右バッターで打線をくんでみた。


宮城投手自身は左右に関係なく被打率が低いが、ベイスターズの打者で左腕の苦手な左バッターを避けることに配慮している。


三浦さんも左右病と揶揄されることが多かったので、意外と当たるような気もしている。