mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

ファイターズとの初戦に快勝 スタメンの答え合わせ




6月13日 横浜スタジアム


ベイスターズ 5 - 3 ファイターズ


勝 今永昇太 4勝1敗0S

負 上原健太 1勝3敗0S

S 山﨑康晃 0勝4敗16S


本塁打 松本剛 3号(8回裏ソロ)


今日のスタメンは以下の通り。DHが無くなり、先週から大きく変えてきた。


1番 関根大気(ライト)

2番 桑原将志(センター)

3番 佐野恵太(レフト)

4番 牧秀悟(セカンド)

5番 宮﨑敏郎(サード)

6番 ソト(ファースト)

7番 大和(ショート)

8番 戸柱恭孝(キャッチャー)

9番 今永昇太(ピッチャー)



【試合展開と得点シーン】


ベイスターズ先発の今永昇太はいつも通り威力のあるストレートを投げ込んでいたが、制球に苦しんでいる印象だった。


ストレートの高速化が進むNPBでは、それに対峙する打者のパワーとスピードも向上しており、150キロ台後半のスピンのきいたフォーシームでもタイミングを外すことができず甘いコースに入れば通出されてしまう。


二回表の5番松本剛からの3連打もそんな感じで捉えられたもので、いきなり無死満塁のピンチ。


しかし、30代に入り大人のピッチングをするようになった今永はここから冷静に対応した。


二刀流を買われて8番に入った上原健太をスライダーで崩してピッチャーゴロ、ホームゲッツー。


あっという間に二死となり、続く郡選手も内野ゴロで打ちとり無失点で切り抜けた。



そして、この攻防が試合の流れをベイスターズに傾かせた。


その裏の攻撃、二死から大和、戸柱の連打で一、二塁となり、9番今永昇太は2-2からの5球目を左に流してサード野村の頭上を襲いグラブを弾く内野安打で満塁とした。


上原と今永、いずれも打撃の良い2人だが、ここは今永に軍配が上がった。


1番に帰って、関根大気が快心の当たりではないものの一、二塁間を



抜ける渋といヒットで先制。さらに2番に入った桑原将志がアウトローを狙ったもののコースも高さも甘くなったストレートを右におっつけてライト前のタイムリーヒット。


2-0と序盤で主導権を握った。


さらに4回裏にも、やはり戸柱のヒットを足がかりに今永がバントで送って二死三塁とし、関根が上原の甘いストレートを狙いすましてレフト前に弾き返し1点追加。


ファイターズバッテリーがやや気落ちしたこのタイミングで関根が盗塁を決め、二死二塁としたのはさすが。関根らしい勝負勘を感じる。


そして、その流れに応えるように、桑原将志が上原の真ん中のストレートを振り抜いて左中間を破るタイムリーツーベース。関根の積極的な走塁が報われた。



これで4-0とベイスターズのリードが広がった。


5回表にヒット2本などで一点返されたが、ベイスターズは6回裏に三度下位打線からチャンスを作った。


大和の四球の後、好調の戸柱恭孝がレフト左を抜くツーベースで二、三塁。今永が三振で倒れた後、関根が的確に犠牲フライを打って大和を返した。これで5-1、終盤に向けて有利な展開となった。


その後、7回には今永がフォアボールの走者を一塁に置いてマリティネス選手にタイムリーツーベースを打たれ、8回にも伊勢大夢が松本剛にソロホームランを被弾して1点ずつ失い、5-3となった。


しかし、最後は山﨑康晃が全員フルカウントまで粘られながらも三者凡退に抑え、このまま勝ち切ることができた。



【スタメンの答え合わせ】


昨日の記事で、通常運転として書いたスタメンは実際のものと二つの点で違っていた。


一つはファーストに入ったのが打撃好調のオースティンではなくソトだったこと、そして二つ目が、そのソトと桑原将志の打順(つまり2番と6番)が逆だったことだ。


今シーズン、三浦さんは桑原将志を上位で使わずに来たが、恐らく打撃の復調を確信して2番に起用した。これが機能して、3安打の猛打賞、打点2の活躍。


下位打線の大和が2出塁、戸柱が猛打賞で4出塁とチャンスを作り、これを一、二番の関根と桑原が返すというパターンで全5打点を挙げた。



これは首脳陣が考えていたメインの得点メカニズムではないと思うが、バリエーションとして期待する複線だったはずだ。


今日は3番〜6番がノーヒットだったが、こう言う日もある。それでも一、二番と下位打線で5点取れる打線というのは安定感が出てくる。


そして、これにクリーンアップの活躍が加われば、下位打線から始まって一気に大量得点と言う打線の爆発も期待できる。


さて、第二戦はどうするか。


ファイターズの先発は左腕の加藤投手なので、初戦と大きくは変えないのではないかと思う。特に、ショート大和は続けて欲しい。


ノーヒットだったソトに替えて、代打でヒットを放ち好調を持続しているオースティンをファーストで起用する可能性はある。


昨日と同様、ギャンブルモードで行くなら、不調の佐野を休ませて、オースティンとソトを併用することもできる。


そして、先発がバウアーの予定なので、キャッチャーは伊藤光になるはずだ。


ギャンブルモードの打順を書いておく。


1番 関根大気(レフト)

2番 桑原将志(センター)

3番 オースティン(ライト)

4番 牧秀悟(セカンド)

5番 宮﨑敏郎(サード)

6番 ソト(ファースト)

7番 大和(ショート)

8番 伊藤光(キャッチャー)

9番 バウアー(ピッチャー)


スタメンから外れた佐野恵太が、かつて代打の切り札と言われていた頃の集中力を発揮して勝負どころで活躍してくれれば、彼自身の復調にもつながるように思う。



代打満塁ホームランを打ってダイヤモンドを一周する若き日の佐野恵太