mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

バウアー初完投勝利でヨコハマサイコッチョー




6月14日 桑原将志の謎の登録抹消に加えて、既に報じられていたバウアーの過去の問題が今頃USA Todayで取り上げられるなどの擾乱がある中、ファイターズとの第二戦が横浜スタジアムで行われた。


林琢真のファーム行きは本人のスキルアップのためにも良いと思うし、登録される森敬斗と蝦名達夫の選択も良いと思う。


しかし、昨日猛打賞、2打点を挙げた外野守備の要、桑原将志を抹消するというのはどうも解せない。再調整のため、という情報も見かけたが、何か事情がありそうだ。


バウアーのニュースは本人にとって愉快なものではないに決まっているが、グラウンド外のそんな出来事とは関係なく、今日もプロらしい投球をしっかりと見せてくれた。



ベイスターズ 2 - 1 ファイターズ


勝 T. バウアー 4勝2敗0S

負 加藤貴之  4勝5敗0S


本塁打 万波中正 12号(7回表ソロ)


バウアー投手はこのところ制球が安定してきており、特にナックルカーブでストライクが取れるようになったことでピッチングの幅が広がったと思う。


今日も威力のあるストレートとカットボール・スライダーそしてナックルカーブで三振の山を築いた。


初回に清宮幸太郎にライト前ヒットを許したが、その後は6回終了までヒットを全く許さない完璧な投球を続けた。



5回裏に味方が2点とってくれた後、7回に二死から万波にストレートをスタンドに運ばれたソロホームランが2本目の安打だった。


このシーンでは、二死、2-2からの5球目で伊藤光のサインに何度か首を振って投げ込んだ真ん中高めのストレートで被弾した。


万波選手は変化球にタイミングがあっていなかったので、伊藤捕手はそれを要求していたと思う。


バウアーは自信が選んだボールで完封を逃したことについて、ヒーローインタビューでイトウに申し訳ないと語っていた。


しかし、失点はこれだけで、9回を113球、被安打3、奪三振12、与四球1で投げ切った。


来日後初完投で、投げ終わった後に捕手とハグするのも久しぶりで、素晴らしい気分だともコメントしていた。




打線の方は好投手の加藤貴之を打ちあぐねていたが、数少ないチャンスを見逃さなかった。


5回裏、先頭の牧秀悟がヒットで出塁すると、5番宮﨑敏郎がインコース低めのボールを高度なテクニックで右に打ち返し、右中間を破るツーベースで無死二、三塁とした。


そして、続くソト選手が加藤投手のやや高めに甘く入ったスライダーをセンターオーバーの2点タイムリーヒットとして先制した。


さらに大和もヒットで出塁し、無死一、三塁とチャンスが続いたが、伊藤光のショートライナーでスタートを切っていた大和が帰塁できずにゲッツーとなりチャンスは潰えた。


ここで追加点が挙げられていればもう少し楽な展開になったとは思うが、バウアーの好投がこの先制点を守り切ったことが勝利を確定させた。





今日のヒーローインタビューは決勝打のソト選手と来日初完封勝利のバウアー投手。


今日のバウアーの掴みの一言は、


”ヨコハマサイコッチョー”


というものだった。


MCの方もスポーツ紙も”ヨコハマサイコーチョーと歌うように叫んだ”などと書いているが、そういうことじゃないでしょう。


これは勿論、ジャングルポケットおたけの、”おたけ サイコッチョー”からとったもので、上茶谷先生が仕込んだギャグに決まっている。


こういうところはちゃんと拾ってあげないと。



それにしても、タイラー・オースティンまでベンチに入っていなかったのは何なのだろう。


桑原の抹消に加えて謎は深まるばかりだ。続報を待とう。


と思っていたら、早くも報道があった。


桑原は左ふくらはぎの肉離れ、林は練習中に自打球が当たって右足の親指を骨折したとのこと。


早期の回復を祈る。