牧秀悟の3ランが幻となった夜
6月15日 今日は天気予報からしてハマスタで試合をするのは厳しいだろうと思っていた。
定刻通りに試合が始まったので、無理してでもやってしまうつもりなのかと思ったが、やはり3回で雨天のため中断となり、そのまま再開されることなくノーゲームとなった。
雨は夜になるにつれ激しくなると予想されており、その通りとなったわけなので、最初から中止にしておけば先発投手のやりくりなど諸々助かっただろうに。
ずぶ濡れになりながら応援していたファンの方々も大変だったと思う。
しかし、これも野外の球場をホームグラウンドにするチームとそのファンの宿命だと思い、受け入れることにしよう。その代わりに、ドームでは味わうことのできない気持ちの良い晩もたくさん過ごしてきたのだ。
【牧秀悟の3ランは白紙になったわけではない】
ノーゲームとなった試合の内容をあれこれ言っても仕方ないが、1回裏の攻撃では、1番関根大気の渋いヒットを足がかりに、走者2人を置いて4番牧秀悟がセンターに12号スリーランを叩きこむと言う理想的な展開だった。
中断後にノーゲームと言うアナウンスがあると、ベンチ内でのけぞって落胆する牧の姿が見られたが、ナニ、また打てるさ。
交流戦に入って今年初めての絶好調を迎えた彼にとって、今日のホームランは記録には残らないが、ボールを捉えたタイミングや感触はきっと残っていると思う。
学習モンスターと言われる彼のことなので、それを明日からのロッテ戦でまた活かしてくれることだろう。
だから、今日のスリーランは幻になったが、白紙に戻ってしまった訳ではない。
ところで、幻になったのは牧の3ランだけではない。
3得点を挙げた直後の守りで3点を失うきっかけとなった神里のマズイ守備も幻となった。
フラフラっと上がった浅いセンターフライに無理して突っ込み、捕球できずに後逸して一、三塁のランナーを2人ともホームに還してしまった。
点差を考えれば、無理する必要はなく、シングルヒットで1失点にとどめておくべきところだった。
神里の外野守備が下手な訳ではないと思うが、今シーズン、一軍でもファームでも試合に出る機会があまりないことから、こうした実戦で必要な勝負の勘のようなものが鈍っているのではないかと感じた。
桑原将志の肉離れが今更ながら悔やまれるが、それを言っても仕方ない。でも、三浦さんは神里をスタメンセンターで使うことには躊躇するように思う。
【明日は久しぶりのハマちゃんガチャを引くことになった】
明日のロッテとのカード初戦の先発はハマちゃんだそうだが、彼は投げてみるまで本当にどうなるかわからない。
良いハマちゃんと悪いハマちゃんの差が大きく、そのどちらが出るかは完全にランダムな事象だ。
まさにハマちゃんガチャ、と言われる通りだが、明日はそれを久しぶりに引くことになる。
今シーズンは今までのところ全てハズレを引いているので、そろそろ当たりが出るのではないかと言うのが私の予想なのだが、そもそも、そう言う思考回路がギャンブル依存症の元になるような気もする。
彼の投球を最後に見たのは、6月7日のファームでの日本ハム戦で、この時は6回、105球、被安打3、奪三振8、与四球3、無失点で勝利投手となっている。三振かフォアボールと言うハマちゃんらしい投球だった。
その前は5月31日のやはりファームのヤクルト戦で、初回いきなり2ランを打たれたが、2回以降はすっかり立ち直り、6回まで被安打3、無四球で無失点に抑えた。
この試合では、2回以降、何かを掴んだかのように投球が落ち着いたように感じたが、その調子が次の日本ハム戦にも継続したのかも知れない。
彼自身、一軍で炎上を繰り返した後、フォームを見直して修正したと言っていた。恐らくまた小谷さんにお世話になったのだろうと思うが、もし、それが功を奏してファームでの好投につながったのだとすれば、明日は期待できそうな気がする。
イヤイヤ、そう思わせておいて大崩れし、ベンチで涙目になっているのもまたハマちゃんなのだ。
まあ、縁起でもないことを言うのはやめて、素直に彼の明日のピッチングに期待することにしよう。上にも書いたが、明日は良いハマちゃんを引き当てるような気がしてならないのだ。
ところで、今日中止になった試合は交流戦予備日となっている19日月曜日に振り返られることが決まった。そうとわかっていたら、バウアーを抹消するべきではないように思う。
完投勝利を挙げた14日からちょうど中4日でこの19日の試合に先発できたはずだ。もしここで勝利することにでもなれば、18試合しかない交流戦で4勝すると言う偉業を達成することになっただけにやや残念な感じはする。そして、そこからまた中4日で24日の阪神との首位攻防第二戦に先発することが可能となる。
まあ、部外者の私には分からない色々な事情があるのだろう。例えば、来日後初の中4日での公式戦で完投したので、その後の経過をしっかりと見守るプログラムなどがあるのかも知れない。
いずれにしても、23日からのリーグ戦再開直後の阪神戦で投げるバウアー選手の元気な姿を見られることを私は楽しみにしている。
【梶谷隆幸がヒーローになった】
東京ドームで行われたジャイアンツとライオンズの試合、2-2の同点で迎えた10回裏、一死一、二塁で梶谷隆幸が前進守備の外野の間を抜けるツーベースヒットを放ってジャイアンツがサヨナラ勝ちをおさめた。
その後のヒーインタビューでみるカジの顔にはヒゲもなく、なんとなく心を入れ替えて真面目になったかつての不良少年のような印象だったが、チームは変わっても彼が活躍してくれるとやはり嬉しい。
同い年で仲も良い宮﨑敏郎が活躍しているところを見て感じるところはあっただろうし、これからもこの2人が互いに刺激し合って一年でも長く活躍してくれることを切に願う。
ベイスターズ戦以外の試合で活躍してください、などと言うケチ臭いことは言わない。
ベイスターズ戦でもカジらしい躍動感のあるプレーを見せてくれ。
数年前のあの日、梶谷とソトの2人で全得点を叩き出し、7点差をひっくり返して勝った試合の後、この2人がどこに行っても、これからずっと応援すると私は心に決めたのだ。
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