mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

カープに大勝してオープン戦首位そして先行きの不安



3月2日 対広島カープ 横浜スタジアム 9-1


沖縄から横浜に戻って最初の試合はカープとのオープン戦。

12安打で9得点の猛攻、守っては先発坂本裕哉が5回を無失点に抑えるなどカープ打線を抑えて大勝した。これでオープン戦は2勝1分。


始まったばかりのしかもオープン戦とは言え12球団のトップというのは何となく良い気分だ。しかし、その一方で、怪我や病気の詳報が入ってくるなど不安要素もある。




1. 桑原(CF)

2. 大田(LF)

3. 神里(RF)

4. 牧(2B)

5. 宮﨑(3B)

6. 知野(SS)

7. ソト(1B)

8. 嶺井(C)

9. 伊藤光(DH)

P 坂本


1回裏 ベイスターズ


カープ先発のドラフト2位新人森翔平を攻めて、大田、神里の連続安打と牧の四球で一死満塁とした。すると続く宮﨑は甘く入った真ん中高めのストレートをセンターに弾き返して二点タイムリーヒット。


さらに、知野四球で再び一死満塁となり、次のソトはやや詰まったがセンターに犠牲フライを放って追加点。3-0とリードした。


3回裏 ベイスターズ


森投手は2回のベイスターズの1番から始まる攻撃を簡単に三者凡退に抑えて調子に乗るかと思われたが、3回裏に再びつかまり、牧四球、宮﨑と知野の連続安打で無死満塁のピンチを作った。


ここで、ソトの内野ゴロでダブルプレーとなったが、その間に三塁走者がホームインして1点追加。4-0とリードを広げた。


6回裏 ベイスターズ


カープの投手は森から島内へ、そしてこの回から玉村が登板した。


桑原に代わって1番センターに入った梶原がデッドボールで出塁し、続く楠本がセンター前ヒットで無死一、三塁。


神里に代わった細川が真ん中高めの甘いストレートを逃さずとらえてセンターオーバーのスリーラン。7-0と試合を決定づけた。



7回表 カープ


前の回に登板したドラフト2位の新人徳山が末包、小園、堂林に3連打をあびて無死満塁のピンチを作ると、中村奨成の併殺打の間に三塁走者が還ってカープが1点を返した。7-1


7回裏 ベイスターズ


ソトに代わった倉本が玉村から四球を選び、山本(嶺井に代わってマスクを被った)がライト前にうまく打った後、代打戸柱がセンターにタイムリーヒットで8-1。


次の梶原のショートライナーは惜しかったが、楠本の風がなければホームランというライトへの犠牲フライで9-1とダメを押した。


8回と9回は伊勢大夢が無難に抑えてこのままゲームセット。




坂本裕哉 5回 被安打2 与四球2 奪三振5


先発の坂本は球速こそ最高でも146km/hだったが、クロスファイアのストレートは威力があり、変化球もキレと精度があった。5回で三振5つを奪っているので攻めの投球ができていたと思う。


2連打の後フォアボールで無死満塁のピンチとなった3回表もその後の菊池を三振、宇草をダブルプレーにうち取って無失点で抑えた。


続く4回もフォアボールの後に併殺を焦った知野のエラーがあって無死一、三塁と嫌なムードが漂ったが、落ち着いて小園をファーストゴロ。サードランナーの會澤がホームに突っ込んだがタッチアウト。そして、次の堂林は良いあたりだったがサードライナーでダブルプレー。ここも何とか抑えた。


今オフはメンタルスキルのコーチングを受けていたとのことで、その成果も出ているのだろう。昨年まではもっとピンチで舞い上がっていた気がする。


解説の槙原さんも言っていたが、オープン戦でこういう落ち着いた対応ができたことはむしろスイスイとピンチもなく抑えるよりも自信と経験になっただろう。



知野直人 4打数2安打 1失策


右方向に鋭く打ち返すバッティングがさまになってきた。特に最初のヒットなどは宮﨑の右打ちにそっくりのライナー性の鋭い当たりだった。ひょっとすると本人も宮崎を参考にしているような気がする。


併殺を焦ってジャッグルしてしまったエラーはいただけないが、最終回の難しいショートゴロを無駄のないランニングスローでアウトにしたプレーは良かった。


森敬斗が故障でリハビリ中の今、若手のショートとしてかなり期待できるところまで来ているように思う。


細川成也 2打数1安打 1本塁打 3打点


今オフの対外試合が始まった時点では、昨シーズンまでと同様に始動から肩にガチガチに力が入っていて、ああ今年もダメか、と思ったが、やっと米国でのバッティングクリニックの成果が出てきたようだ。


昨年からブレークの気配漂うカープの若手玉村投手からセンターに大きなホームランを放って、やはりロマンのある大砲だということを再認識させた。第二打席はライトフライだったが、これもしっかりと捉えていたように見えた。



宮崎敏郎 2打数2安打 2打点


春先は血行障害の影響が懸念されたが、寒い横浜に戻っても元気に2安打。初回の2点タイムリーなど彼らしいバッティングで、相手バッテリーからしたらやはり怖いバッターだろうと思う。


今オフは特例的な6年契約を勝ち取ったが、それに慢心することなく、その時の会見で言っていたように、大きな責任を感じてさらに頑張らなくてはいけないという気になっているようだ。よしよし



伊勢大夢 2回 無安打 無失点 与四球1


今日はストレートの球速が140キロ台後半だったのでこれからもう少し上がってくるだろうと思うが、サイド気味から投じるシュートホップする軌道のボールは相変わらず打ちづらそうだ。


彼の場合は変化球の精度の方がむしろ気になるが、今日はスライダーもフォークもキレがあり、どちらも低めの良いところに来ていた。ゴロアウトが多かったことからも昨年よりも精度が上がっていることがわかる。


精度いいど伊勢(回文)




斎藤隆コーチが脳梗塞


検査入院していた斎藤隆コーチが脳梗塞だったことが今日の報道で分かった。

既に現場復帰しているので軽症ということだろうが、本人が医師にそう言ったところ、脳梗塞に軽症ということはない、と言われたそうなので大事にしないといけない。


あまり頭を球に動かさないようにと言われつつ週に数試合はベンチに入るということなので少し心配になる。新任の投手コーチということで責任感を持っているのだろうが、くれぐれも無理のないようにして欲しい。


森敬斗は肉離れ&捻挫


沖縄での最後のオープン戦で足を負傷して交代した森選手には、右ハムストリングの肉離れと左足首の捻挫という厳しい診断が下された。


あの時の転び方から見ると、まずハムストリングの肉離れが起きて、その影響で左足を捻ったということだったのだろう。


いずれにしても石井コーチとの厳しい個人練習で実力をつけ、さあこれからという時の怪我なので本人は悔しいだろう。今日のように知野選手が活躍すると焦る気持ちもあるだろうと思う。


しかし、スピードが売り物の選手ということもあり、今は自重して完治することを最優先して欲しい。シーズンは長く、選手生活はさらにずっと長い。


彼にはこれから10年以上スター選手として活躍し続けてもらう予定なのだ。