mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

2024年ベイスターズが優勝する7つの理由





なかきよのとおのねぶりのみなめざめなみのりぶねのおとのよきかな


と言うことで皆さま素晴らしい初夢をご覧になったでしょうか?


一星、二鯨、三ハムスターと言われていますので、これらのいずれかが夢に出て来た方にはきっと素晴らしいことが起こるでしょう。


明けましておめでとうございます


今年もベイスターズの優勝を祈念しつつ拙いブログを書いていこうと思いますので、お手隙の折にでもお付き合いいただければ幸いです。


と言うか、今年はどうもベイスターズが優勝すると言うことでほぼ決まりだそうですよ。


私が聞いたところではその理由は7つあるようです。



【理由① 牧秀悟キャプテン就任という時の勢い】


前任の佐野恵太は間違いなく主力だったが、牧秀悟はそれに加えて主役だ。


この差は実力というよりも「スター性」や「オーラ」と言われるような実態がよく分からないものであるように思う。


実態はなんだかよく分からないけれども、厳としてそこにあることを感じる、そんなものなのだろう。


歴代のキャプテンで言えば、筒香嘉智がやはり主役であり、当時、ベイスターズは「筒香のチーム」だった。


昨シーズンは佐野キャプテンが不調で終盤には有鈎骨の骨折で不在だったこともあり、実態としては一足早く「牧のチーム」になりつつあるように見えた。


首脳陣としてもそのことを汲んで牧秀悟を主将に据え、同時に投手陣のキャプテンを廃止するという施策をとることに決めた。


これで名実ともに2024年のベイスターズは「牧のチーム」となったことになる。


牧選手自身も年頭の豊富で「導」という一字を認めており、今まで以上に、自身の成績だけでなくチームの勝利ということを最優先する姿勢を鮮明にしている。



筒香の時にそうだったように、今年のベイスターズの成績は牧の調子と分かりやすくシンクロナイズすることになるだろう。


これは勿論、諸刃の剣ではある。


しかし、WBCでの経験を経て一皮むけ、4年目を迎えた今年の牧秀悟は間違いなく大活躍するはずだ。


このことが今年のベイスターズ優勝の最大の駆動力だったと、我々は後からきっと思うことになる。



【理由② 佐野恵太の復活】


牧秀悟の主将就任は佐野恵太の復調という意味でも良い効果をもたらすことになる。


佐野選手は年初にあたり、これまで彼のトレードマークとなっていた正面から背番号が見えるほどの極端なクローズドスタンスを止めることを明言している。


年齢とともに身体の状態が変わり、相手バッテリーの攻め方に応じてバッティングフォームも変えて行く必要がある。


彼自身、そろそろ新たなスタイルに変えなくては、という思いはあっただろうが、これまでの成功体験と主将として自身の成績がチームに与える影響を鑑みてなかなか思い切ることが出来なかったのではないだろうか?


今回の「脱クローズドスタンス発言」では、失うものは何もない、とも語っており、昨年の不調に加えて、主将の役割を牧秀悟に譲って肩の荷が降りたことも関連していることは明らかだ。


FA権を取得する今年というタイミングで、佐野選手がもう一度自分の打撃と向き合い、それに全集中することができるのは素晴らしい好機だと思う。


彼はこの好機を必ず掴み、再び3割、そして首位打者を狙える活躍を見せてくれることだろう。


頑張れ佐野、負けんなよ!




【理由③ 宮﨑敏郎の円熟】


昨シーズンの宮﨑敏郎のバッティングは素晴らしかった。


往年の落合博満さんのように、日本のプロ野球で我々が見ることのできるあらゆる投手のあらゆるボールをそれぞれどう打てばヒットにできるか、身体が記憶しているように見える。


現役最高のスプレーヒッターだ。




2023年シーズン首位打者の宮﨑選手の打数は408。


勿論規定打席には到達しているが、牧秀悟の558打数に比べればかなり少ない。


2024年シーズンも同様に適宜休みをとりながらの出場にはなるだろうが、宮﨑は今年も打つだろう。それだけの技術的裏付けがある。


1988年生まれの彼は今年36歳となる歳男。今年も彼のおかげで勝った、と言う試合がいくつもあることだろう。


長く続く円熟期はまだ昨年始まったばかりだ。



【理由④ 若手投手の覚醒】


2021年ドラフト1位入団の小園健太投手は昨年も一軍での登板がなく、イースタンリーグで17試合に登板し2勝5敗、防御率4.21と言う成績は彼のポテンシャルを考えればまだまだ物足りない。


しかし、高校を卒業してから2年間の体力強化の甲斐あって、昨シーズン後半にはストレートの球速アップと元々高かった回転数とが噛み合った素晴らしい投球を見せてくれる確率が随分上がっていた。


シーズン終盤で明らかにレベルアップした投球に本人も自信を得たのだろう。


11月のフェニックスリーグ、そしてその後の台湾でのウィンターリーグでは4試合に登板して2勝0敗、防御率1.42と言う素晴らしい成績を残した。


今シーズンは一軍で先発する機会があるだろう。上手くいけば投げ抹消でローテーションの末席を手に入れることになるかも知れない。



そして、小園健太と同期入団で同い年の深沢鳳介投手は現時点で一歩先行している感がある。


イースタンリーグで6勝6敗、防御率3.28の成績を既に残しており、こちらも今シーズンのブレイクが期待される。


中継ぎでは、左腕の石川達也投手と育成から支配下登録された宮城滝汰投手の成長が著しい。


昨シーズンもこの2人がピンチに登板して完璧な火消しを見せ、揃ってお立ち台に上がったことがあった。


この2人のおかげで今シーズンのブルペンは大いに厚みを増すことになる。


長年チームを支えてくれた鉄腕エドウィン・エスコバー投手の退団は寂しい限りだが、結果的に彼ら2人の経験値を上げることになるのであれば我々ファンとしては精一杯応援するのみ。


ここに挙げた4人の投手たちは2024年シーズンが終わった頃にはチームにとって無くてはならない存在になっていることだろう。



【理由⑤ 走れる野手の台頭】


好投手ぞろいと言われたら昨年10月のドラフトで我がベイスターズは敢えて野手No.1評価の度会隆輝選手を指名し、3球団競合の抽選の結果みごと交渉権を獲得した。


度会選手は走攻守揃ったバランスの良い選手であり長打力にも恵まれている。


昨シーズンどうしても埋まらなかったトップバッターあるいは走力のある3番バッターとして近い将来レギュラーの座を射止めることが期待される。


上手くいけば、牧秀悟の初年度のようにスタメンに定着してくれる可能性もある。



つい最近の石井琢朗コーチのコメントでは、関根大気、林琢真、梶原昴希そして育成の村川凪の4選手の名前が走力を期待できる選手として挙げられている。


イースタンリーグの盗塁王に輝いた村川選手は走塁のスペシャリストとして近いうちに支配下登録されるのではないだろうか。


この他にも、昨シーズン後半のカープ戦で素晴らしいタッチアップでのホームインを見せてくれた知野直人の走塁も大げさに言えばチームの希望だった。


ここに名前の上がった選手たちが競い合うことでベイスターズの攻撃は高速化することだろう。


彼らが走り回り、牧、宮﨑、佐野そしてオースティンらが打ちまくると言うダイナミックな攻撃が2024年のベイスターズのトレードマークになるはずだ。


それにしても、森敬斗はどうしたんだ!


おじさんは期待して待っているから、しっかり頑張ってね。



【理由⑥ 裏ローテの充実】


昨シーズンのベイスターズは東克樹(16勝3敗)、今永昇太(7勝4敗)、そしてトレバー・バウアー(10勝4敗)という強力な先発三本柱が揃っていたにも関わらず優勝を逃したこと、そして、このうち今永昇太がポスティングでMLBに挑戦しバウアー投手の去就も不明確ということで悲観的な予想をする人が多い。


しかし、見落としてはいけないのは、4人目以降の先発が空前の大不調だったことだ。


石田健大 4勝9敗
大貫晋一 5勝4敗
濵口遥大 3勝7敗
R.ガゼルマン 3勝5敗
平良拳太郎 4勝4敗


この5人で作った借金10を改善しプラスマイナスゼロあるいは若干のプラスに転ずることは決して不可能ではない。


大貫晋一はシーズン後半にマダックスでの初完封勝利を挙げるなど復調していたし、トミージョン手術明けだった平良拳太郎も今年は完全復活が見込まれる。


昨シーズン絶不調だったハマちゃんはその後プエルトリコでのウィンターリーグで所属チームの優勝に貢献し、何かを掴んだようだ。



今年はきっともうひと花咲かせてくれることだろう。


これに加えて噂のアンドレ・ジャクソン投手の獲得や中継ぎを経験して一皮剥けた上茶谷大河投手の先発復帰などさらに伸び代がある。


もしバウアーが残留するようなことがあれば、2024年の先発ローテーションは昨シーズンより明確にパワーアップすることになる。



【理由⑦ 勝ちパターンの底上げ】


伊勢大夢 4勝6敗
山﨑康晃 3勝7敗


昨シーズン勝ちパターンあるいはクローザーとして期待していたこの2人で13敗と言うのも想定外だった。


彼らの不調は言わずもがなだが、それに加えて、プランBの不在あるいは発動の遅れという首脳陣の問題も大きかった。


萩原統括本部長も仰っていたように、チームは今季大きく体制を見直しており、今年は決して同じ過ちは繰り返さないだろう。


上記の2人に加えて、入江大成、三嶋一輝、森原康平、ウェンデルケン、新加入のローワン・ウィックが勝ちパターン



の座を目指して鎬を削る。


さらに、石川達也、宮城滝汰、中川虎生という若手リリーバーたちも勝ちパターンを務めることのできる球威と制球力を身につけつつある。


近年、優勝のために最も必要と言われる強力なブルペンは既にそこにあるのだ。



ということで、やはり今年の優勝はベイスターズでほぼ決まりというのは間違いないことのようだ。


皆の衆、ワクワク、ニコニコしながら球春到来を待とうではないですか!