mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

ホームラン、ホームラン、ナカイ

10月20日 対ジャイアンツ(横浜) 2-3 負け


初回の上茶谷を見て、今日は良いのではないかと思った。本人も手応えを感じていたように思う。攻撃の方も、一回裏二死、佐野のツーベースから牧のタイムリーヒット、そして宮﨑のタイムリーツーベースで二点を挙げるという素晴らしい流れだった。


しかし、好事魔多しとは良く言ったもので、援護点ももらい上茶谷が調子に乗り始めた矢先、2回表の先頭岡本にセンター前ヒットを打たれると、次のウィーラーの初球、カットボールだと思うが真ん中に入ってしまってツーランホームラン。2球でリードを吐き出してしまった。野球は怖い。


その後、上茶谷は一転して慎重になり、その後は無失点で5回105球被安打3というのは良いとして、四死球6では攻撃のリズムも悪くなる。5回裏に代打を送られて、6回から大貫がリリーフのマウンドに立った。登板間隔の問題で救援登板ということになったと思うが、彼本来の制球力ではなかった様に思う。


6回、大貫は二つのフォアボールとヒットで一死満塁のピンチを迎えたが、松原をゲッツーにうちとって事なきを得た。しかし、7回には一死走者なしから丸にソロホームランを打たれて2-3。これが決勝点となった。


2回以降の攻撃は、最近見慣れた拙攻を繰り返してしまった。3回、5回、7回、8回といずれもノーアウトのランナーを出したが無得点。


そして、残念だったのは、4回一死から森が快足を飛ばしてスリーベースとした後、戸柱の三振時に森が飛び出していてゲッツーになった場面だった。

どういう作戦だったのか本当のところは知る由もないが、ゴロゴーのサインが出ていて森が焦って飛び出し、しかも、つまずいてしまって帰塁できなかったのだろうか?あるいは、ソフトボールではよく見かける走者三塁でのヒットエンドランなのか?

いずれにしても戸柱の強引な大振りは状況に相応しいものではないように思った。


別の意味で残念だったのは、7回に大貫の代打で登場した本日引退試合の中井大介が高めのボールをうまく打ち返してヒットで出塁したのに、続く桑原の三塁ゴロでダブルプレーに終わったことだ。


中井選手はヒットを打ってベンチに戻る間に涙を見せていた。14年間の現役生活が終わった瞬間に込み上げるものがあったのだろう。


私が嬉しかったのは、桑原のダブルプレーで二死走者なしのところでジャイアンツの投手交代が行われている間ずっと、ベイスターズの応援団が中井大介の応援歌を鳴らし続け、かっ飛ばせーなかーい、と呼び続けていたことだ。中井もベンチで目を潤ませていたのできっと聞いていたことと思う。


中井が打席に立った時も、一際大きな声で(テレビ神奈川のスタジオからのリモートだと思うのでご安心ください)ホームラン、ホームラン、ナカイという応援を声をかぎりに叫び続けていた。






そう言えば、ジャイアンツを戦力外になってベイスターズに入団した年に中井がバックスクリーンに低い弾道で飛び込む素晴らしいホームランを打った。

私は現地で観戦していて、その打球音と球速にロマンを感じたものだった。これが戦力外になるというのは巨人ってやっぱりすごいなと感心した。


それにしても、我が社の応援団は人情というものが本当によくわかっている。

私はベイスターズの私設応援団全国星覇会の皆さんの活動は日頃から注目していて、コロナ禍の前は恒例だったシーズン直前の横浜スタジアムでの決起集会で各選手の応援歌やチャンステーマそのほかの応援作法の確認等をYouTubeで見て興奮を高めていたものだった。


私は、ベイスターズの応援団を応援します。