mizuyashikiのブログ

横浜ベイスターズを中心にその時に考えていることを書きます。

オースティン選手(3+1)年契約 球団の本気に今度は我々が応える番だ



12月22日未明に年末最大の朗報が知らされた。


(サンケイスポーツ記事より抜粋)

“来季から3年総額8億5000万円規模で合意し、4年後の2025年の契約オプションも球団が保有する。近日中に発表される。


1年目の昨季は65試合で20本塁打を量産。今季は来日が遅れながらも107試合でチームトップの28本塁打、74打点。規定打席に4打席満たなかったが、打率・303で4番として打線を牽引した。8月の東京五輪では米国代表の主軸として、銀メダル獲得に貢献した。



守備、走塁面でも常に全力プレーで評価が高い。チームメートにTシャツをプレゼントして一体感を強めたり、悩める大砲候補の細川を米国の自主トレに連れて行くなど、グラウンド外でもチームへの影響力は計り知れない。“


ヤンキースのメガプロスペクトだったオースティン選手の実力が本物であることは、以前にも書いたバレルの指標からも明らかだ。


バレルというのは、速度と角度とが下の図の赤い小さな範囲に入るような打球のことで、この条件を満たせば50%の確率で安打となり、長打率つまり塁打の期待値は1.5を超えることになる。

図を見てお分かりいただけるように、打球が速くなるほど(下の図の半円の外側に行くほど)バレルは大きく広がっている。バレルになる打球速度の下限は158km/hだが、この時には26〜30度でボールが上がらなければいけないのに対して、速度が187 km/hまでくると8〜50度というかなり広い範囲がバレルとなる。



最近メジャーで取り沙汰されているバレルと言う指標は、ある打者が打撃をした時に、その打球がバレルとなる確率を示している。


横浜に来る前年のメジャーでのタイラー・オースティンのバレルは15.9%と極めて高く、ナ・リーグのホームラン王になったピート・アロンソ(15.8%)や40ホームラン40盗塁を達成しかけたアクーニャ・ジュニア(15%)よりも高い。


三振率が高かったことを割り引いても、これだけ有望な選手がよくぞ横浜に来てくれたと思うし、そして米国代表として銀メダルを獲得した後もよくぞベイスターズに残ってくれたと思う。


オースティン選手が昨年末に更改した契約は2年目つまり来年が球団側のオプションとなっていたので残留が既定路線だったが、以前同様の状況でグリエル選手(今シーズンのMLB首位打者)がキューバに帰国したまま二度と来日しなかった件がトラウマとなり、私はかなり心配していたのだ。


コロナ禍での静かな球場しか知らないオースティン選手に、来年こそは、35000人のプロ野球ファンで埋め尽くされ青く染まった横浜スタジアムでグラウンドが震えるほどの声援を送ろう。





それにしても今オフの球団の動きは素晴らしい。


・石井琢朗コーチ、斎藤隆コーチ、鈴木尚典コーチ、相川亮二コーチ、小谷正勝アドバイザーの復帰


・エスコバー投手、ロメロ投手の残留


・FA権を得た宮﨑選手と6年契約で生涯横浜


・FA権を得た山﨑康晃投手の残留


・来年FA権を得る三嶋投手と桑原選手にそれぞれ3年と4年契約を結び準生涯横浜


・日本ハムをノンテンダーとなった大田泰示選手を獲得


・楽天を自由契約となった藤田一也選手の復帰


・海外FA権を得た大和選手の2年契約での残留


・新人離れした大活躍の牧秀悟選手の年俸を新人野手史上最高の7000万円に引き上げ


・その他の選手についても地球温暖化と言われる暖冬更改


・引退した中井選手、飯塚投手、斉藤俊介投手、笠井投手を球団職員として受け入れ


計画的で合理的であるとともに、我々ファンの願いをくんだ誠意のある対応に頭が下がる思いだ。


球団の誠意に、今度は我々ファンが応える番だと思う。


まずは私から、以下のことを誓います。


・長年口癖になっていた「どうせ二流チームの二流ファンですから」と言うセリフを二度と言いません。


・フトした時に歌う鼻歌はもれなく勇者の遺伝子にします。


・自粛が解除されたら都合がつく限り横浜スタジアムに観戦に行って、恥ずかしがらずに大きな声で応援します(コロナ禍では自宅のテレビ前でやっていたように)。


・自宅観戦の場合には試合前に沐浴をして身を清め、横浜スタジアムに向けて祈りを捧げます(今もやっている)。


・今まで同様、ブログでも采配と編成の批判はしません。


・今まで同様、負けている時ほど、これからもずっと応援していると言うメッセージを選手に伝えます(伝わらないけど)。